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ワンマングルメNo.41「横浜元町に花開いた和洋食の大輪 老舗洋食レストラン "フィッシャーマンズワーフ"の甘い誘惑」

 横浜 元町。1983年にオープンした元町で最も古い老舗洋食レストラン " フィッシャーマンズワーフ " は、元町商店街のはずれ、元町プラザ3階にある。

 この店に通いはじめて早35年、開店以来変わらぬ味は、古き良き昭和の和洋食そのものである。

 特に自家製のベシャメルソースが自慢のグラタンは、陳腐だが"絶品"という表現しか出てこないほどの美味。これぞ和洋食と呼ぶにふさわしい逸品である。そのデモーニッシュな魅力に憑りつかれ、足繁く通う常連は数多い。かくいう自分もその一人。

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 さらに、ルネッサンスの天才サンドロ・ボッティチェッリが描いた名画「La Nascita di Venere(ビーナスの誕生)」を想起させる巨大な貝殻(しゃこ貝?)に盛り付けられた" フィッシャーマンズワーフスパゲティ "も外せない逸品だ。

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 エビ、イカ、カニを具材としたシーフードスパゲティの味付けはトマトベース。シーフードの出汁が溶け込んだパスタソースがアルデンテのスパゲティに絡み奏でる味のハーモニーは、ナポリで食したペスカトーレを彷彿とさせる。

 日本人の食の嗜好に合わせ独自の発達を遂げた和洋食。その神髄がフィッシャーマンズワーフにはある。

フィッシャーマンズワーフ
神奈川県横浜市中区元町1-13 元町プラザ 3F
045-662-2604




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