見出し画像

ショートエッセー「昭和46年(1971年)の記憶」

 眠い目をこすり、TBSラジオを聞きながら、深夜放送で至福の時間を過ごしていた昭和46年(1971年)。

 23時から始まる「桂三枝のグリグリ20分」が終わると、いきなり小川テツヤの名調子が耳に飛び込んで来る。

 「さ~! ヤングのみんな、そろそろ夜のドライブの時間じゃないかな? 今晩はどこに行こうかって考えてる君達、稲村ヶ崎なんかどうかな? 今から一時間後、稲村ヶ崎のトルネードに集合だー!」

 今では考えられないナイトドライビングへの誘いである。

 クルマがヤングの象徴であった良き70年代の思い出。

宜しければサポートをお願い致します!