ワンマングルメ No.34 「これぞポークカレー！ 大満足の"東印度カレー商会"」

　以前にも告白した通り大のポークカレーマニアだ。新たなカレー専門店に入ると、まずは必ずポークカレーを注文する。

　"東印度カレー商会"は、東急目黒線 不動前駅の改札を出て左すぐの商店街にある。

　うなぎの寝床様のカウンターのみの店内。人気メニューである「上々豚カレー（中辛）」をオーダーする。

　カレーはライスとナン、そしてライスとナンのハーフ・アンド・ハーフも選択できる。

　ハーフ・アンド・ハーフを注文し、待つことしばし。

　やがて大皿に盛られたカレーライスが着皿。見れば、角煮様の大きな豚肉の塊と共に大胆にカットされた大振りな玉ねぎた人参といった野菜がカレーの海に浸かっている。

　さっそく豚肉の塊に手を付ける。美味い！ じっくりと煮込まれた豚バラ肉は柔らかく、噛めば噛むほど豚の脂の旨味が肉から染み出してくる。

　大振りな野菜もしっかりとしった味わいで、スパイシーなカレールーとよくマッチしている。

　カレーの命と言うべきカレールーは、中辛ながら結構スパイシーで、始めはマイルドな口当たり、次第にスパイスの本領を発揮してホッとになるタイプ。最終的には汗をかきながらの食事となる。

　しばしのディレイの後、焼き立てのナンな到着。大きさは通常の半分ほどだか、ライスもたっぷり一人前あるので充分に満足。ルーにディプしながらナンと食していると、「ルーのお代わりはいかがですか？」とカウンター越しに声をかけられる。なんとこの店、ルーのお代わりが可能なのだ。それも頃合いを見計らって、店員自ら勧めてくれるという親切さ。遠慮なくお代わりをお願いすると、大鍋からおたまに並々とルーをすくいこちらの皿に追いルー。

　カレーは美味い、ポークは美味い、野菜は美味い、ナンは美味い、そしてサービスも最高。思わず"惚れてまうやろ～"と叫びたくなる衝動を抑えるのに必死だった。

　リピート必至のフェイバリット店である。

東印度カレー商会
東京都品川区西五反田4-32-15 石井ビル1F
03-3495-4474