ワンマングルメNo.50「家系のカリスマ"髭の店長"が作る戸越銀座のソウルフード"らー麺 家道(いえみち)"」
東京でも一二を争う人気商店街である品川区戸越銀座商店街。
様々な店が軒を連ね、終日買い物客で賑わっている戸越銀座商店街だが、個人的に満足できるラーメン店が見当たらないのが長年に渡る不満点だった。と思っていたら灯台もと暗し、本日ついに池上線「戸越銀座」駅から中原街道方向に100mほど進んだところに好みの家系ラーメン店を発見した。その名は"らー麺 家道(いえみち)"。
新中野武蔵屋系の人気店らしく、ランチタイムにピークを過ぎた14時あたりでも店内はほぼフルの状態。座席はカウンターのみ。店内に足を踏み入れ、発券機でラーメン(並)にチケットを購入。オプションは海苔増量(50円)のみ。空いているカウンター席に座るとカウンター越しにチケットを渡し麺:普通、油:普通、味:普通のフルノーマルでオーダー。さらに終日無料のライスも並で注目する。
待つことしばし。店内が混んでいたせいか約8ほど待たされて着丼。スープの海に浮かぶはほうれん草と刻みネギ、大きめのチャーシュー、そして丼の壁に張り付く計8枚の海苔。さっそくレンゲでスープを一口。
新中野武蔵屋系と聞いて全方位ハイインパクトなスープを想定していたが予想がはずれ、新中野武蔵屋のそれに比べればやや大人し目。スープの色は赤みの強いブラウン。鶏油感は極めて低く、髄を感じる豚骨の旨味で引っ張るタイプ。魚介系の出汁も使用しているようで、マイルドながら旨味が凝縮した好みのスープ。思わず「美味い」と心の中でそっとつぶやく。
新中野武蔵屋系ということで麺はお馴染み酒井製麺謹製。茹で加減を「普通」あるいは「柔らかめ」で注文してもしっかりとコシがあり、もちっとした食感が特徴。スープとの相性もなかなか。
チャーシューは店オリジナルで作っているもので、やや脂身が多めで豚の旨味が凝縮されたタイプ。薄めにカットされているが噛みごたえがあり、率直に美味しい。
海苔は家系の常で、スープに浸しても溶けないしっかりしたもの。スープに漬け込み、ライスを巻いて食すと最高に美味い。
店舗により個性が強い家系の中にあって、麺、スープ、具材が高度にバランスした"らー麺 家道(いえみち)"の一杯。戸越銀座にリピートできる家系ラーメン店をやっと見つけた。
らー麺 家道(いえみち)
東京都品川区平塚2-18-10
03-3786-3051
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