見出し画像

カーコラム 「追憶のランボルギーニ・ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラ」

 今を遡ること14年前の2010年、別件でイタリアに滞在中、ちょうどスイスでジュネーブモーターショーが開催されていたので取材がてら見に行った。その際、最もときめいたのがランボルギーニのブースに展示されていたランボルギーニ・ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラだった。

 "スーパーレジェーラ"とは"超軽量"を意味する。その言葉どおり、素材にアルミニウムやカーボンファイバーなどを使用し、ベース車の"LP570-4”と比較して実に70kgもの軽量化を図り、ランボルギーニのラインアップの中で最軽量の1340kgという車重を実現しているスペシャルモデルである。

 ボディサイズは4390×1900×1170ミリ(全長×全幅×全高)。

 軽量化が図られたボディのミドには最高出力は570馬力/8000rpm、最大トルクは540ニュートンメートル/6500rpmを搾り出す5.2リットル90度V型直噴10気筒DOHCエンジンが搭載する。その結果、ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラは、0-100kmを3.4秒で加速し、0-200kmはなんと10.2秒で到達する。因みに最高速度は時速325kmとアナウンスされた。

 ステアリングホイールパドルシフト付きeギア・トランスミッションを標準装備し、6速マニュアルと6速セミオートマチックが用意されている。eギア・コントロールユニットは3つの動作モードのほかに、スタートダッシュに特化した「スラストモード」を備え、ホイールスピンを最小限に抑えながら、5000回転前後での発進を可能にする優れものである。

 強力なパワーと軽量化による圧倒的なパフォーマンスを支える脚周りには、19インチの鍛造アルミニウムホイールにピレリが専用開発したピレリP ZERO CORSA(F:235/35ZR19、R:295/30ZR19)を履く。

 怒涛の加速力と超高速走行をコントロールするため、フロトントには直径365mm×厚さ34mmのベンチレーテッドディスクと8ピストンキャリパー、リヤが直径356mm×厚さ32ミリのベンチレーテッドディスクと4ピストンキャリパーという超強力なストッピングパワーを誇るブレーキシステムが装着されている。

 当時現場で見て、ガチで欲しいと思ったが、当時の日本円換算で約3377万円(+諸経費)と知り、しおしおのパーになったことを記憶している。

宜しければサポートをお願い致します!