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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2024年7月の記事一覧

ショートエッセー 「機能美こそ究極の美」

 基本的にEyewear(サングラス)は、最低でも米国国家規格ANSI Z87.1をクリアしたものでないと着用しない。  米国国家規格ANSI Z87.1とは、厳格で有名なアメリカ国家規格協会で定められている工業規格である。  サングラスの適用規格として下記の7点。 ① 光拡散力= 光を拡散させるレンズに対してどんな角度で光が入り込んでも、対象物を正確な位置にとらえる事ができる。 ② 不均衡な分光= 左右のレンズで光の屈折が違う場合、目に映る像が1つの像として捕まえに

ショートエッセー 「粛々と淡々と」

 情熱があって何かを始める人なんてほとんどいない。普通は何気なく始めたことに無意識のうちにのめり込んで、そこから情熱が生まれる。  自分に何が向いているか考える暇があったら、眼前にある仕事を粛々と淡々とこなしゆくことに専念すべき。  こなした仕事が実績となり、その結果が評価となる。

ショートエッセー 「P.R.S技法」

 戦争は「起きる」のではなく「起こす」のである。最近はP.R.S技法という社会工学的手法を駆使している。  因みにP.R.Sとは「問題(Problem)→反応(Reaction)→解決(Solution)」の頭文字を組み合わせたもの。  P.R.S技法=ヘーゲルの弁証法、と理解すれば間違いない。  その具体的手法は、 ① 問題をわざと作り出す。 ② 危機回避による脊髄反射を起こす。 ③ 混乱に陥れ判断力や理性を喪失させる。 ④ 彼らが望む解決策を予め用意し、早く