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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2023年4月の記事一覧

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ショートエッセー「スタイルは絶対的なものではない by ブルース・リー」

「スタイルは、我々の考えを固定化させてしまう。というのは、パンチやキックを出す時にも、その流派のやり方で行わなければならないからである。しかし、その方法というのは、経験や理論に裏打ちされたものではないのである。それは誰かが何世紀も前に考えたもので、それが今でも素晴らしいとは限らない。スタイルとは、絶対的なものではないのだ。」 ブルース・リー

ショートエッセー「追想 表参道 オランジェリー・ド・パリ」

 人参のポタージュ、牛ヒレのソテー赤・ワインソース、牛頬肉の煮込み、鴨のロースト・オレンジソース、鴨のロースト・アピシウスソース、ワゴンデセールでのデザートはブルーベリーのタルトコンポートとバニラアイスクリームクレープシュゼット。  フレンチの王道とも言えるクラシカルなメニューを楽しませてくれた表参道ハナエモリビルのフレンチ「オランジェリー・ド・パリ」。  ディナーを共にした数々の女性の面影と共に、今でも懐かしく思い出す。

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ショートエッセー「"Lamborghini Miura" Tribute」

 ランボルギーニ・ミウラは、イタリアのフルッチオ・ランボルギーニが創設した新興自動車メーカーであるランボルギーニ社が、打倒フェラーリの野望に燃え世に送り出したスーパーカーの傑作である。  ランボルギーニ社は、北イタリアでトラクターなどの農業用機械を製造していたメーカーだったが、1963年頃から、時代の最先端を行くスーパーカーの製造に本格参入した。  1966年3月のジュネーブショーでアンヴェイルされたランボルギーニ・ミウラはその記念すべき第一号であり、同社のアイコンとも言える存在である。  945kgまで軽量化されたマルケージ社製のセミ・モノコックベースフレームに、350馬力の最高出力を搾り出す自社開発の3928cc DOHC V12気筒エンジンを横置きミドシップで搭載し、ベルトーネのマルチェロ・ガンディーニがデザインを手掛けた流麗且つセクシーなボディを纏ったランボルギーニ・ミウラこそTHE SUPER CARを呼ぶにふさわしい名車である。

ショートエッセー「9mm Parabellum Bullet」