『教育勅語』を考える
教育勅語(敎育ニ關スル敕語)は皇紀2550年(明治23年・西暦1890年)10月30日に渙発された明治天皇の勅語であり、我が国において大切にすべき教育の基本が示されている。
明治になって西洋文明への偏重が見られ、我が国古来の道徳が軽視されるようになり、これを憂慮された明治天皇が渙発された御勅語が『教育勅語』なのである。
1948年の国会決議において失効とされたが、これはGHQによる占領期に行われたものだ。
現在に至って『教育勅語』は悪魔化されて語られるが、果たして本当にそのようなものなのだろうか。
思うに、そのように語る者のほとんどが教育勅語の現代語訳すら読んだことがなく、次に歪められた訳文を読んだ者が多く、原文を読んだことのある者は皆無に近いのではないだろうか。
私は以前から『教育勅語』の全文を読んで「現代にも通じる道徳規範である」と考えてきた。
そして過去に明治神宮がHPに掲載する「教育勅語の口語文訳」を逆さにした内容を紹介する無料記事を公開したが、ここで、そもそもの内容を滅私公論購読者にご紹介しようと思う。
一応は1,000円での単品購入も可能にしてはいるが、基本的には滅私公論限定の記事とお考えいただきたい。『教育勅語』という言葉へのアレルギーが激しい現在において、無料で公開する意味が見当たらないからである。
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