見出し画像

寄り添う医療を本当に実践されていますか?

寄り添う医療を本当に実践されていますか?

今日はマイホスピタルでの患者を代表して講演致します。16年前の2007年、グループ病院内で患者満足度が最も低いと評価となり改善するために研修講師を探すことになり、前職のMRが相談を受けたのがきっかけでした。この病院の患者であったことは偶然でした。

接遇委員会での事前研修、看護師研修、各部署のスタッフ研修、医療事務研修会と最初の一年間はフルに対応しました。普段感じていることを歯に衣着せぬ口調でお話しました。患者が感じていることを話しているので素直に受け止めて頂けました。

何度もお話しているうちにスライドのタイトル「患者の立場から~接遇の真の意味を考える~」を病院側から頂きました。
これが私から伝わってくることだそうです。

私は他の講師がしている接遇にはあまり力を入れていません。理由は患者として求めていないからです。

もちろん最低限のマナーは必要です。ただ不必要な心の痛みを感じるのは、おもいやりの無さを感じる時です。私自身の闘病中の心理を開示することにより理解して頂くことにより最後に触れる患者が求める医療コミュニケーションを心から受け取って頂いています。

今年はP.Fドラッカーの「すでに起こった未来」の言葉を引用します。「コミュニケーションは受け手の行為である。」
つまり患者側の行為であるということです。
コヴィー博士の「7つの習慣」に登場する第五の習慣である「理解する者が理解される」に通じます。プレゼンテーションスキルコーチングでもこのことをベースに置いています。

寄り添う医療いう言葉をよく目にしていますが、医療者の感覚だけでは実現できません。目の前の患者を理解して寄り添って欲しいと考えます。

新規採用者研修シーズンの始まります。
患者に寄り添う医療を実現するために今年も頑張ります。
医療機関、薬局での研修に是非声を掛けてください。
しあわせです❤感謝

#臨床倫理 #医療接遇 #患者の立場から #コミュニケーションは受け手の行為 #ドラッカー #国立病院機構 #薬局薬剤師 #対人業務 #しあわせです感謝

医療接遇はマナーではなく、患者の立場から~接遇の真の意味を考える~ | しあわせです感謝グループ
リピート多数。医局からも絶賛。がん告知を受けた時患者はどんな心境になるのか?どんな不安に包まれるのか?そして医療者にどんな寄り添い方を求めるのか? 医療現場に対し患者は「おもてなし」を求めてはいません。 「おもいやり」を求めています。 長年にわたり薬物治療しているがんサバイバーかつ薬剤師かつコミュニケーショントレーナーである講師ならではの内容です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?