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■プロモーションの極意~4つのポジショニングで緻密に攻める!(後編)

■BA/プロモーションには戦略が必要

BA(バックアタック)的なプロモーションとしては、頭を使う作戦、戦略が挙げられます。

人が自分に興味を持ってくれるような戦略的な行動を取ること、あるいはそういう仕組み作りが必要となるのです。

例えば、アメブロの画面を見ていると、キャッチーなタイトルが付けられた記事がいくつかピックアップされて、15記事くらいが随時更新されていくような仕組みが作られています。

面白そうだな、と思ったものがあれば、やっぱりクリックしてみますよね。

「自分のサイトにもそういう工夫が欲しいな、多分これはサイトに来た人から興味を持ってもらえるぞ!」と思ったら、自分ではそういうものは作れないから、真っ先に、作れそうな人に「これ、できますか?」って、聞いてみます。

そうしたら、「できますよ! でも、そのためには、こうこう、こういうところを、こういうふうにしなくてはいけません」と返事がもらえますよね。

「それ、いけるな!」というものであれば「じゃあそうしますんで、作って下さい」となるわけです。

【自分を優位に覚えてもらえる戦略を立てる!】

アメブロなら読者登録、Facebookなら友達申請をする時には、2種類の方法があります。

1つは、単に友達登録のボタンをポチッと押すか、メッセージ欄に相手とは全然関係のないことを記入して、相手の返事を待つ方法。

もう1つは、メッセージ欄に『相手が関わりを持っているであろう、他の人の名前』を入れて、申請を送る方法です。

どちらが、相手から友達申請をOKしてもらえる確率が高まるか?

もちろん、知人の名前が入っているほうが自分に対する警戒心が解かれ、『友達になってもらえる』確率が高いと言えるでしょう。

そんなことはちょっと考えれば明白なのですが、戦略を間違ってしまう人は後を絶ちません。

友達申請をする時に、誰々さんのセミナーに参加してどうこう、ということを書かれても、相手がその誰々さんを知らなかったり、セミナーに興味がなかったりすれば、「そんなこと知らん、友達申請どうでもいいわ」と思われてしまうだけですよね。

これでは、プロモーションになりません。

あるいは、セミナーやお茶会へ行ったときに、自分だけが他の人よりも優位に覚えてもらうためには、どうしたらいいでしょうか。

例えばお茶会というのは、要するにただの交流会なわけですが、それを盛り上げる何かを持っているのであれば主催者に交渉して、「聞いて! 今からこの人がこんなことをしてくれるって!」といったように、積極的に取り上げてもらう。

結果的にそれは、参加者のブログなどに書いてもらえる確率が高まりますし、その人たちは少なくとも1回サービスなどを受けることによって、あなたへの信頼感を持つようになります。

スピリチュアルを扱っているのであれば、単純に、近所の神社に行って、お守りを20個ほど購入してくれば良いのです。

それで、皆さんにプレゼントします、とやるだけで、覚えてもらえるだけではなく、くっついてくる。

他人が食らいついてくるきっかけを提供することができるわけです。

でも、毎月、毎月、お守りをプレゼントしても、そのうち「もうええわ」となりますから意味がありませんね。

だから、次の月にはもう頭を使って、工夫して、どうしたらいいんだろう? 世間ではどうしているんだろう? と考えていかなくてはなりません。

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自分が相手に、どのように知られて、どのように信頼され、どうやって広がっていくのか?

に注目し、1つ1つ、全ての手を打つ。

それが、プロモーションということなのです。

■BS/効果的な継続作業を緻密に行う

BS(バックサポート)的なプロモーションは、『決まったことを決まったようにしていく』のがその役割となります。

例えばセミナーを開いたら、セミナーを受けた人に、終了後に定期メールを送る、といったようなことを行います。

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そうすると、セミナーを受けた人にももう一度思い出してもらえる、つまりそれがプロモーションになる、ということですね。

もちろん、メールの内容が一方だと、誰にも読まれなくてプロモーションが失敗してしまうので、受けたセミナーに対してフォローになるようなTSをメールで送るような工夫も、必要になってきます。

あるいは、あなたはこういう風にしたほうがいいですよ……と言うBA的なアドバイスを含んだメールにするのも良いでしょう。

『フォローメールを送る』ということそのものはBS的な行為ですので、より細やかに、緻密に対応していく必要があります。

例えば、各商品ごとに、フォローメールを3通ずつ作る……といったようなことはどうでしょうか。

そうすると、メールの量は膨大になりますので、そんなことはまずやらない。

でも、だからこそ、やっている人が成功するわけですよね。

あるいは、申し込みが来た時に、作業を簡略化するために自動でレスポンスを送る、これは当然のことです。

しかしまた、さらに商品購入前に、もう1つメールを送信するなどすると、もう1回接触ができる。

セミナーに行った時も同じです。

どこか会合へ行って、帰って来てからメールやメッセージを参加者に送るのは、よくあることですよね。

ありきたりなメッセージを送るのも悪くありませんが、例えば「うちのサービスを1回無料で試してみませんか? みんなにお試しいただいています」というようなメッセージでサービスを提供してみたら、どうでしょうか。

メッセージを送ることはTS的な行動と思われがちですが、こうしたアフターメッセージは多くの人が食らいついてくればいいわけで、BSの範疇に入ります。

あるいは、自分が提供した商品やサービスを無償で提供し、それについてインターネット上に書いてもらう、というようなことも世の中ではよく行われています。

これはBS的、かつBA的な手法ですが、積極的にやってみる価値はあると言えるでしょう。

特に知識関係であれば、特に経費がかかるわけでもありませんので、どんどん提供して代わりに書いてもらう。

あるいは、月に何件か、ある程度対象になる基準を決めておいて「お互いに紹介し合うような記事を書きませんか」というようなメールを出すという方法もあります。

15通ほどメールを出しても「いいですよ」と返信が来るのは3通程度でしょうか、それを毎月相互に紹介する……というようなことが成り立つと、プロモーションとしては成功ですね。

プロモーションでは、こうした細かい工夫をやっているか、やっていないかということが問われるのです。

今、知名度がある人を見てみても、こうしたことができている人はあまりいません。

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■強みしか活かさないより、全部やるほうが強い!

強みを活かすことはもちろん大切です。

しかし、ひととおりのプロモーションができているように見える人たちも、その実、自分の得意なことだけやっている……つまり『強みしか活かしていない』ことがよくあります。

強みを十全に活かしている人と、強みを充分に活かし、さらにそれ以外もやっている人なら、どっちのほうがうまくいくのか……というと、全部やっている人に決まっていますよね。

プロモーションが中途半端だったり、認識が甘い、全くできていない、というような状態だと、ビジネスとして見た時に、「この人、中途半端だな……」と思われてしまうことがあります。

人から「何かを任せよう!」とも、思ってもらえない。

「商品を買おう!」とも、思ってもらえません。

自分がどのように活躍し、どう見られて、何を提供して、どんな服を着て、どんな場所に行って、どのように見せて行くのか、写真はどうであるべきなのか、何を動画にしなければいけないのか……。

プロモーションを成功させるためには、これらの全てを、緻密に考えなくてはいけません。

もちろん、プロモーションの成功は事業の成功と同等ではありませんが、しっかりとしたプロモーションができなければ、『自分の事業を活かしている』とは言えないですよね。

ですので、『4つのポジショニング』を意識したプロモーションで、あなた自身、あるいはあなたの事業をしっかりと活かしていっていただきたいと思います。

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