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プロデュースに絶対必要な実績と「第三者効果」~セルフプロデュース セミナー③

先日から、「セルフプロデュースセミナー」ということでお届けしている、このシリーズ。

 ◆前回までの記事はこちら
①セルフプロデュースに必須なW概念
②開業直後でも使える5つのセルフプロデュースポイント

第3回は、プロデュースのために絶対に必要になる実績、そして『第三者効果』というものについてお話していきます。

セルフプロデュースと言えばブログ集客!

ということでブログに力を入れたりアクセスアップのための工夫をしても、まだプロデュースが不十分だな……という時がありませんか?

そんな時は原因として、実績が不足している、あるいは第三者効果が出ていないことが考えられます。

ご自身の状況に合わせ、自分にとって必要な実績とは……?と考えながら読み進めていってください。

■早く効果的に知名度を上げるコツはプロデュース上の実績を持つこと

セルフプロデュースをする中で、早く効果的に知名度を上げる必要に迫られることがあります。

特に事業を始めたばかりの頃など知名度は低いが儲けを考えなくてはならない時は、プロデュースだけに時間を割くことはできないけれども、知名度を上げて収益を得る必要が出てきますよね。

そんな時にすぐにできる派手なやり方がありますので、覚えておくと役に立つかもしれません。

【全国を飛び回っている実績をつけよう】

例えばセミナー活動を東京でやりましょう!という時、ターゲットを東京だけに絞るのは勿体ない。

「東京でセミナーをやっています!」という人が、東京でセミナーをするよりも、「全国でセミナーをやっています!」という人が東京でセミナーをやったほうが、圧倒的に人気が出ます。

興味を示しやすくなり、信憑性が高くなり、セミナーに行きやすくなる。

単に、1つの地域でやっています……ではなく、『全国に呼ばれている人』『人に求められてやっている人』ということが信頼性になるのです。

さらに、「週に1回くらい東京でやってますー」程度よりも、月に15回セミナーを開いている人のほうが、本気度も伝わりやすくなります。

ですからまず、『全国でやっている』というプロデュース上の実績を作ることをおすすめします。

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【プロデュース上の実績が信頼性を高める】

プロデュース上の実績というのは、一部、プロデュースのために作られた実績、という側面も持っています。

しかし良い実績を持っていると、人がその実績を見て「お? これは……」と興味を示してくれます。

だからこそ「これはなかなか、いいんじゃないの?」とか、「こういうことをしている人なら信頼性が持てるぞ!」と感じられる種類の実績が重要になるのです。

これはプロデュースというものを考える上で、きわめて重要……一番重要と行っても過言ではないでしょう。

誰しも、効果的に知名度を上げようと思ってプロデュースをしますが、プロデュースの成果はプロデュースする本人ではなくて、必ず他の人が決めます。

他の人というのは、平たく言えば『お客さん』です。

お客さんから見てOKなものは、プロデュース的に良いもの、ということになります。

自分で自分のサービスに対して「ほら見ろ! これはすごいんだぜ!」と、いくら主張したからといって、お客さんから見れば「そんなの知らんわ」というレベル。

しかし、他のお客さんがそれを言うと、一気に信憑性は増します。

だから大切なのは、お客さんから見て『素晴らしい、興味が持てる、1回経験してみたい』と思ってもらえるかどうか、ということなのです。

それこそが、知名度を高める、プロデュースを成功させる……ということに結びついていきます。

■プロデュースを成功に導く『第三者効果』

プロデュースが成功しているか、していないか?

ここには、ハッキリとした定義のつけかたがあります。

いくら『セルフプロデュース』と言っていたとしても、プロデュースは「他人の力なしには絶対に成功しません」。

今回のブログは、セルフプロデュースについて特集していますので、前の記事では「広まりやすい商品を扱いましょう」とか「使えるものは親でも使って!」というような話もしました。

でも、プロデュースというものの性質から言って、残念ながら自分の力で、セルフでできる範囲というのは、そこまでが限界です。

ここまでは自分で用意できることですので、自分でやりますが、その後はどうするかというと結局『自分のプロデュースを成功させてくれる他人を見つけてください!』ということに尽きます。

つまりこれが『第三者効果』であり、第三者効果がしっかりと発揮されたプロデュースこそが『成功したプロデュース』であると言えるのです。

【自分で言っても効果なし。他人が言うと効果あり】

例えばあなたがセミナーをするとして、それを宣伝したいとします。

その時にあなたが「私のセミナーはとってもいいから、みんな来ないと損だよ!」と言ったら、どうなると思いますか?

あなたの宣伝を聞いた人はみんな「は? 何を言ってるんだろう。なんといけ好かない人だろうか、とてもじゃないけど行きたくない。誰が行ってやるか!」と思います。

だから、その宣伝を聞いた人は誰も来ない……プロデュースは失敗、という結果が待っているのです。

一方で、第三者、つまり他人が、その知人に対して「すごく良かったよ!」と言えば、行くかどうかは別として、聞く耳くらいは持つわけです。

自分で言っても効果はないが、他人が言うと効果がある。

これが、第三者効果です。

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プロデュースとは「自分のことを知ってよ!」ということ。

しかし自分が言うとプロデュースの効果は減ってしまい、一方で、他人が言うと効果が上がります。

すなわち、積極的にあなたを支持応援してくれるような第三者(プロデューサー)を、いかに探すか? ということが重要になるのです。

【ちょっとしたきっかけを掴んで全国での実績を作る】

第三者効果の威力がよくわかる例として、セミナーを全国で行っている人の実例を1つ、ご紹介したいと思います。

プロデュース上の実績として、全国でセミナーを行うといったようなことが非常に効果を持つと、既にお話しました。

したがって実績を作るために、何かしら数度で良いから、全国を訪れたいと思いながら東京でセミナー活動をしていました。

東京でのセミナーというのは、実は全国から人が来ます。

ですから、誰かからの声がかりで他の都市へ行くようなチャンスも案外訪れやすいと言えるでしょう。

実際、福岡から「私のところでセミナーをやりませんか」という声がかりがあり、実際に行くことになりました。

最初は全国区と言っても、福岡まで行く予定は具体的にはなかったので、「儲けが出なくても、あなたが5~10人集めてくださるなら、足代と宿泊費が出ますから、行きます」と返信をしたところ、その人が人数を集めてくれると言うんですね。

そして、名古屋の人に「今度福岡に行くんですよ」という話をしたところ、「そうなんですか!それじゃ名古屋にも来て下さい」ということになってしまいました。

普通、儲けが出なくても足代が出れば行くというのは、ビジネスとしては成功していません。

ビジネス的に考えると、1日を棒に振って1円も儲からないというのはおかしいのです。

しかし、ビジネスの成功とプロデュースの成功とは違いますのでプロデュース的にはこれでも良い。

儲けが具体的に出なくても、プロデュース上の実績が欲しいわけですから、名古屋でセミナーしました、福岡でもしました、という事実があれば良いわけです。

結局、スケジュールの都合上、先に訪れた名古屋では20~30人。

福岡ではそれを上回る40~50人が集まってくださり、赤字が出なければいいやと思っていたものが、第三者効果によってしっかりと黒字を出すことができたのです。

それだけではありません。

名古屋のセミナーに来ていた大阪の人が、今度は大阪でセミナーを開いてほしいと言ってきたので、行くことになりました。

大阪に来ていた高松の人は四国に招いてくれ、高松でのセミナーには広島の人がいたので、広島でもセミナーを開くことに……。

このように第三者効果によって、連鎖的にプロデューサーが増えていく、というようなこともあります。

【相互に情報を流し合う関係でも良い】

なかなか、自分のサービスを宣伝してくれるプロデューサーが見つからない……という状況はよくあります。

そんな時は、『交換』すなわち、お互いに情報を流し合う関係の相手を探すのもおすすめです。

誰か、やはりセルフプロデュースをしたいという人を見つけ、お互いのサービスの口コミなどを流していく関係を築きます。

他の都市、他の都市と招かれることによって全国でセミナーをして、その過程でどんどんプロデューサーを増やす。

こういったことは必ずしも真似できるわけではないかもしれませんが、第三者効果を狙って、積極的に支持応援してくれる第三者を探す……というのは、プロデュースを成功させるためにはかなり初期の段階で満たしておきたい条件です。

そこで、この第三者をセルフで見つけていくと、うまい足がかりとなってくれます。

プロデューサーというのは、連鎖する傾向にあります。

つまり、何か第三者から口コミをされているサービスを見て、他の人が「協力させてほしい」と言い出すことがよくあります。

そうなってきたらもう、第三者を自分で探す必要性はなくなってくるでしょう。

■プロデュースは連鎖的に広まるもの

プロモーション活動として代表的なものに、出版をする、あるいは雑誌に出るというようなものがあります。

ところがこれらは、案外大変なプロモーションなのです。

というのは、今まで1冊も本を出したことのない人は足がかりがなく本を出しにくい一方で、これまで3冊本を出している人であれば、次は出版社のほうから声がかかり、本を出しやすくなります。

雑誌も同じで、今まで1度も雑誌に掲載されていない人が雑誌に出るのは、結構難しいこと。

でも、今まで雑誌に出まくっている人であれば、その雑誌を見ている他の雑誌社の人から必ず声をかけられますので、また雑誌に出られる……という構図になります。

このように、プロデュースというものは連鎖的に広まっていくようにできています。

ですからプロデュースのとっかかりを自分で作ってあげることが大切です。

軌道に乗ってきたら自動的に回っていくものですので、積極的なプロモーション活動に労力を割く必要性がなくなります。

これも踏まえて、最初は自分で第三者を見つけていくとか、公表できるような全国的な実績、あるいは人目を惹くような実績をあえて作ることに注力してください。

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