シニアは趣味に活きる

72歳と6か月が過ぎた。やっとコロナも下火になってきたので以前の仲間たちに声をかけて再開しようと声をかける。そして久々に会うととても年をとったように見えてびっくり。間違いなく自分もそう見えているのだろうが。一番早く集まってくれるのは宴会だ。再びコロナがまん延する前にパッと盛り上がりたいという一心だ。

そこで話題になるのが、例によって孫と病気の話だ。いつ聞いてもばかばかしい話だが、何故かとても懐かしい。お互い年をとったと変に納得しあう。そこでこれではだめだと、どんな趣味をしているかを尋ねる。以前は、さまざまなスポーツ、趣味、ボランティア活動等で自慢話っぽくいろいろと出てきた。しかし、今回はだめだ。せいぜいひとつくらいで、出不精になったと嘆くだけ。やっぱりかなり年をとってしまった。

コロナによって、外出したり人と接触する機会がほとんどないときを2年過ごした。まず、足腰が弱った。社会つまり人との会話をする機会が大幅に減ると、話しかける言葉に迷う。迷うと面倒になる。面倒になると話をするのをやめてします。外出するのが億劫になってしまう。寝たきりの老人と同じで足腰が弱る。この場合は、人との接触のしかたを忘れてしまう、まるで歩けなるかのように。

活き急ぐというと焦ってばかりという意味で否定的な言葉だが、我々高齢者は残された時間は意外となさそうだ。人生100年と言われるが、健康でいつまで生きられるかははなはだ不明。少々外出を控えただけでとたんに健康寿命は短くなってしまう。焦るくらいに頑張らないと後悔ばかりの時をすごすことになってしまうだろう。

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