シニアに夢のある活躍機会を

シニア夢サービスという組織を立ち上げようとしている。いままでシニアに働いてもらう要件を探ってきた。その結果、
 1.プライドを保てる
 2.社会貢献ができる
 3.デジタルの知識が不要
 4.少額のお小遣いが得られる
という要件を満たさないと積極的な参加は難しい、ということがわかった。65歳以上のシニアのたいはんは年金で生活でき、労働意欲は盛んである。だが、誠にわがままながら、上記の条件を満たす就労機会を待っているのが現状だ。シルバー人材センターという管制の全国組織があり、平均年齢は72歳だが、会員は70万人しかいない。上記1の条件が欠けているからだ。

そこでこれらの要件を完全に満たす仕事を探していた。たまたま外国人の就労を助ける団体とご縁があり働くなかで日本語教育が外国人就労の大きな障害となっており現場に即した教育が不十分かつ教育を受ける機会がほとんど無いことがわかった。多くの人が勘違いしているのだが、日本語学校は年間70万円規模の受講料を支払って学習する場所であり、その間の就労は制限されている。つまり、働きながら日本語を学ぶという方式は確立されていない。

日本語を教えるということ、特に若い人たちに教えるということはとてもプライドを満たす。地域の国際交流サロンで外国人に日本語を教えているが、約100人規模の学習者(外国人の事をこう呼ぶ)に対してボランティアはほぼ同数いる。完全ボランティアで、むしろ出費があるのだが、募集をかけると多数の応募がある。必ずしも外国語ができるわけではなく、意気盛ん。いろいろと多忙で、いろいろな病気を持つ中で頑張って活動している。

ということで、日本語熟練者であるシニアに教育方法と手段を提供し、少しのお小遣いをあげて、日本で就労している外国人に日本語を教える機会を与える。一方、借金までして来日している外国人にほぼ無償で日本語を勉強する機会を与えられれば、すべてがきれいに収まる。そんなビジネスモデルを提案していく。

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