シニアは占い師?

72歳になった。体力の衰えはいかんともしがたく、補助具が間に合えばいいが、とても重いものは持てない。走れない。一方で能力のほうは、瞬間の判断は間違える可能性が高いが少し時間をもらえれば最高の判断に自信がある。
そんな私だが、この一年くらいの日常の中で感じるのは、
1.先見性 何が起こるかよく読める。経験のなせる業か。
2.読心術 何を考えているかがわかる。これも経験からか。
3.勘   確かな根拠は論理的にはないが、解る。
相談事がある時に、相手が何を考えているか、どんな答えを期待しているかがわかるので、ぴしゃりのアドバイスができる。「あなたは、こうしたいと思っていますが、こうすべきです」と断定的にいえるのだ!

先日占いを勉強しているシニアのかたとお会いして、いろいろと聞いた。占いもいろいろあるが、本人のProfileを聞いて、データベースと照合して、そこにある指針を読み解き、相手に適格なアドバイスをすることだろう。例えばタロットであれば、カードであり、九星気学であれば誕生日がProfileである。この指針を読み解くところに力量が求められ、能力で予知のレベルに差が出てくる。

この読み解く能力の部分が、年齢と共に敏感になってきているように思える。どういう理解をしてどのように伝達すべきかが解るのだ。もっと単純に、伏せられた5枚程度のトランプのスペードのエースが読み取れる時もある。こうした深い感性ととぎすまされた勘は、もしかしたらシニアの特性かもしれない。人生のアドバイザーとしては、シニアは最高といえるように思える。

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