シニアはそれでも働きたい

70歳以上の人口は、約2800万人。約800万人が私のように収入のある仕事についている。残り2000万人の約7割がサラリーマンあがりと推測される。つまり厚生年金をもらっている。私(71歳)は家内とふたりで23万円の年金を手取りでもらっている。企業年金が上乗せされると月額30万円規模になろう。住宅ローンなどの大きな固定の出費がなければ、十分暮らしていける金額だ。

人は衣食足ると礼節を知る。つまり生きがいを求めるようになる。社会貢献をしたいと思うのだ。ただ、シニアの男は、いくつか要件がある。
1.名誉であり、自慢できること。
2.大きな時間の制約がない。一日2時間程度。
そして
3.少しだけお小遣いが欲しい。月額2万円程度。
これらの条件を満たす仕事はほとんどない。シルバー人材センターは、国策で行われている高齢者就労のプロモート機関だ。月に2万円程度もらっている。だが、会員は全国で72万人しかいない。私も登録したことがあるが、自転車整理とか夜勤といった、名誉として吹聴できる仕事はない。

要するに身勝手と言われかねない条件なのだ。さらに年齢を重ねると共に性格は悪くなる。
1.判断力が低下していくので、瞬時に何か言わないといけない場合に、思いもつかなり悪い判断をしてしまい、自慢気に話してしまう。当然、結果は否定的になり、周囲からなじられる。すると、必死に言い訳する。みっともないだけだ。瞬時判断は危険極まりない。
2.心身共に思うように動かないから、とてもいらいらする。そうすると周囲にあたりちらすようになる。プライドをかけてがみがみいうから、ますます社会から嫌われる。
3.どんどん短気になり、怒りやすくなる。
特に男は、最悪。こうした傾向が自覚できて、自分に嫌気がさすとひきこもりになる。そして老人性うつになる。

家にいても、社会との接点があり、誇れる仕事。そして、少しお金がもらえる。こういうビジネスモデルを考えた。シニア夢サービスと呼ぶ。コロナのおかげでスポンサー探しが滞っている。来年にはなんとか実現したい。

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