シニアはいつまでも貧しい

いよいよ73歳まじかとなってきた。年金で暮らす術も慣れてきて節約生活が楽しめるようになってきた。そもそも買いたいものがほとんどない。これはとても悲しいことかもしれない。新たな趣味が広がるわけもない。IT機器もどんどん遠くなってくる。(といってもスマートホンも最新版に買い替えてスマートウオッチも買って、新たな困難を楽しんでいるが)

金をつかわなくなってきたところに、コロナ問題が発生。外出する機会が極端に減った。宴会もほとんどなくなった。孫たちもこない。ということでさらに金を使う機会が減っていく。
となると、ちょくちょく自分の資産を勘定する。とすると増えていく一方になる。豪華に夫婦で旅行にでも行くか、と家内に相談すると、怖いから行かないという。またまた使う機会が減っていく。そして、またまた現預金が増えていく。

この二年間、こういう状況が続いた結果、年末に、有名店で高級おせちを買おうかと思いついたが、実行できなかった。資産が減っていくのが怖いのである。さらに、投資もリスクを避けていくようになっている自分に気が付く。目減りするのがとても恐ろしい。昔、床下のツボにキャッシュをため込んで毎日数えるのを楽しみにしている老人の物語があったが、そのままになってきている。

これって、とても怖い事だ。金をいくらため込んでも墓場には持っていけない。使うことで経済は回っていて、年金原資につながっている。増やすことより使うことを楽しめないといけない。わかっているのだが、どうやってこの状況を乗り切ったらよいのか。。。。

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