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辻井伸行『印象派コレクション』について

世界的ピアニスト辻井伸行。彼が演奏したフランス印象主義音楽の巨匠ドビュッシーとラヴェルの楽曲、および彼が作曲した『美の巨人たち』のOP曲とED曲が収録されたアルバムです。

私はクラシックに本当に詳しく無くて、にわか中のにわかです(知り合いにクラシックオタクが居るのでそこそこ知識はあったりするのですがそれはまた別の機会に…)。でも、この記事にしてこのアルバムを紹介にしようと思ったのはどうしてもこの曲を紹介したかったからです。

それは、『美の巨人たち』のエンディングテーマ。これがいくらなんでも美旋律過ぎるんですよ。私がこの曲を初めて聴いた時、本当に涙が止まらなくなりました。

辻井伸行さんの演奏についてです。私は他のクラシックのピアニストは大奇人グレン・グールドくらいしか知らないので、他の人と比較どうこうは無理です。でも、辻井さんの演奏って…、物凄く繊細ですよね(雑な感想…)。

YouTubeでドビュッシーの曲を弾いてるアマチュアの方々は大勢おり、演奏ももちろん達者な人ばかりです。でも辻井さんの演奏を聴くと、さすがにプロ中のプロはレベルが違うと感じられます。

月並みな意見ですが、もう辻井伸行さんのことを「盲目の天才」とか言ってる場合ではないと思います。本当に才能があって…、それをさらに地道な努力で磨き上げられたんでしょう。

私はバッハやモーツァルトやヴィヴァルディは凄いとは思うけどハマれなかった一方で、ドビュッシーやラヴェルといった作曲家の曲はツボにハマりました。長調と短調が曖昧な抽象的な美しさといいますか、そういうのに惹かれたんですよね。

クラシックは門外漢から「クラシック」と物凄く雑に括られてしまう印象があります。でも、それはロックなり少女漫画なりVTuberなり、全ジャンルそうだと思うんですよ。どの分野も意外と奥が深いんです。

この記事を読んで下さった方が「ベートーヴェンとかショパン以外のクラシックも聴いてみようかな」と思って下さると幸いです(クラシック素人の分際ですみません)。


余談ですが、私が過小評価されていると思っているロックバンドにパスピエという人達が居ます。作曲担当のキーボーディストは東京藝術大学でクラシック音楽を学んだ理論派で、フランス印象主義音楽から影響を受けた不思議なポップ・ロックを奏でているます。こちらの記事で触れているのでご興味ある方は是非。


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