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人生という名の廃墟を
今日も歩かねばならない

それを祭りと呼ぶ人もいるが
私の心には響かない

36.2度
少し冷めた命が燃える

詩を書かなくなった人の気持ちが
今は少しわかる気がする
飾り立てただけの言葉に
なんの意味があろう
そこに真実がないならば

でも私は
相変わらず
何か輝くものを探している
それは華やかな飾りとは違うもの
清潔な
光そのもののようなもの

私がそれを手にすることは
許されないことだろうか
ねえ、どこへ行って何をすれば
いつか辿り着くのでしょうか

36.2度
少し冷めた命が笑う
分かりっこないことを
今日も一日考えていた

歩きなさい
ただ
歩きなさい
たとえ辿り着かなくてもいい
ただ自分の
信じたその道だけを見て


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