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事務所は守ってくれるのか?

有名な事務所から誘いが来た!😍😍😍嬉しい!これで創作だけに集中できるし、いざというときに守ってもらえる😘

こんなクリエイターさんの声をみて、嬉しくなっている、しろしinc.代表のやまだです。どうも、みなさんこんにちは。

嬉しいなーよかったなーと思う一方、話しているうちにちょっとだけ認識が間違っているところがあるんじゃないかと思い筆を執りました。

このnoteで学べることは、

1.事務所とクリエイターの関係
2.どういうとき守ってもらえるか
3.では、どうすればいいか

です。

端的に結論をまとめると、

守ってくれる場合と守ってくれない場合がある

という身もふたもない話なんですが、どういうCASEだと守ってもらえるのか、どういうCASEだと守ってもらないないのかを知っておくのは有益かなと思いますので、長々と書きます。

ではでは、はじめます。


1.事務所とクリエイターの関係

よく「所属」という言い方をしていますが、この「所属」って結構曖昧な概念なんですよね。雇用ってわけでもないしなんなんだろう...と。

つまり、「所属」だけでは何も表してなくて、個別の契約でその内容が決まっているというものになります。言い直すと、A事務所の「所属」とB事務所の「所属」は契約形態、条件含めて全然別物の可能性があるってことです。

図示するとこうです

noteの記事表紙.003

とするとですね、ちょっとずつ構造が見えてきます。

ちなみに顧問弁護士等の専門家がついているのはここですね。

noteの記事表紙.004


2.守ってもらえるCASE

さて、では、クリエイターがなにか問題を起こしたとき、炎上したときなど、事務所に守ってもらえるのはどういう場合でしょうか?

端的に言うと

事務所と利害が一致したとき

です。

図で見てもらえるとわかりやすいかもですが、こんなふうに事務所とクリエイターが同じ方向を向いているときは、守ってくれます。だって、クリエイターを守ることが自分を守ることになるんですもん。


クライアント企業と(事務所/クリエイター)が対立する場合

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炎上などと(クライアント企業/事務所/クリエイター)が対立する場合

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3.守ってもらえないCASE

一方で、守ってもらえない場合は

事務所と利害が対立したとき

ですね。

わかりやすいですね。

クライアントと事務所が同じ意見で、クリエイターだけ反している場合や、炎上時クリエイターを切ったほうが事務所利益が大きい場合などが考えられます。


(クライアント企業/事務所)とクリエイターが対立する場合

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世間とクリエイターが対立して、(クライアント企業/事務所)とも対立する場合

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ちなみにこの場合、事務所の顧問弁護士は、事務所利益の最大化のために動きます。なので、アドバイスとしては、「〜が事務所にとって一番いいです」のような形になり、「〜がクリエイターのために一番いいです」とはならないです。

もちろん、そんなに杓子定規に物事が決まるとかそういうことではなくてですね、人間関係で守ってくれる場合や、今後のことを考えて守ってくれる場合など当然あるのですが、あくまで力学的にはこうなっているってのを知っておくのは有益かと。

「顧問弁護士が守ってくれなかった!」

というとき、事務所の顧問弁護士だからある意味では当たり前、、みたいなこともみたりします。


4.ではどうすれば?

どうすればいいかというとですね、現時点で僕が思っているのは、個別のクリエイターがそれぞれ専門家をパートナーとして確保するのがよいかと。

こう

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ではなく、こう

noteの記事表紙.001

ですね。

そうすると、それぞれの専門家は、クリエイターの利益最大化を狙った活動をしてくれるので、上記のような対立はありえません。

もっというと、事務所に所属している段階から、クリエイター自身の顧問弁護士や税理士、その他ビジネスのパートナーに加えて、メンタルのパートナーをチーム化していくのがいいと思っています。

詳しくはこちら


今はまだ問題起こってないからいっか、、、

って思う気持ちめちゃくちゃわかるのですが、なにか起こったときにラフに相談できる弁護士さんとかいます?やばい、助けてってLINEできるような。

そういう人を作っておくと、本当にいざというとき助かるのでオススメです。

おあとがよろしいようで。






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