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いちいち、たちどまる。

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ほっとけばいいのに「あれ?」って思ったことを書いてます。 400〜800字程度の短いエッセイです。 メンバーシップに入ると全部読めます。
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#振り返りnote

ありえたかもしれない1つの人生。

深夜。友達からの連絡。こちらが送られてきた。中身は40代元司法浪人生の他愛もない日常。ほろ酔い気分で気持ちよく寝ようと思っていた時だったのに、くらってしまった。 青春を送れなかった若き日を引きづり、40代を超えてもなお大学生の女の子を「お姉さん」と思ってしまう自分への解像度の高さ。自意識は高いのに、メタ視点があり、でも何も癒されてない。 心の叫びなのかひたすらに読ませる。読んでしまう。脱ぎ捨てたはずのものを呼び覚まされてしまう。あり得たかもしれない人生に思いを馳せてしまう

今年やりたいことを書いたら調子が悪くなった。

年が明けた。SNSを眺めると「今年やりたいこと」が並んでいる。影響を受けやすいわたしも書いてみた。しかし書いた時からどうも調子が悪い。理由がわからない。 月一、大学の友達とオンラインで1時間ほど話をする。近況だったり、今考えていることだったり、非常に楽しい時間だ。彼に2023年について聞いてみた。 「凪の1年でしたね」 つまらない1年だったという文脈かと思ったけど、どうもそうじゃないみたい。逆に最高の1年だったらしい。物足りなさや焦りはないのかという問いにも 「ない。

創作でお金を稼ぎたくなる。

創作でお金を稼ぐことを考える。考えてしまう。捉われてるといってもいい。不思議だ。だって、どう考えてもコスパがわるい。タイパがわるい。最悪と言ってもいい。でも、すぐ繋げてしまう。noteで月額マガジンをすればいいのかもしれない。企画書を作って出版社に持ち込めばいいんじゃないか。創作をTikTokで流して認知を獲得しよう。全部全部はじめにあった「つくりたい」って気持ちからは程遠いところにある。どうしてこんなにお金にこだわってるんだろう。 認められたいのかもしれない。 お金をもら

交流会が得意な人なんていない。

「交流会得意な人なんていないんじゃない?」 わたしが苦手だ苦手だと言ってたらそういう人が現れた。衝撃である。え、どういうこと?得意な人いないの? 彼は見るからに交流会が得意なのに。 「それでいうと、あなたも得意そうだよ」 なるほど。そういうことか。誰も得意ではないのに、得意な顔をして、得意でない場を乗り越えていたのか。 ...じゃあなんだ「交流会」って。 何のためにやるんだ?誰もやりたくないのに。 目的がある人は動きやすいように感じる。というかそもそもそういうものなのか