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彼女は留学に行けなかった。だから地元の岡山でインターンを始めた。それがたまたまわたしのところだった。そんな始まり。 圧倒的な自己肯定感。わたしのことを愛さないなら、世界の方がおかしいんじゃない?とでも言わんばかりの万能感。彼女は嫌味のなく、意識なく、人をたらしてしまう。そのはじめてのインターン先に選ばれたのは幸運だった。 はじめこそ戸惑いはあったものの、その圧倒的人間力で仕事を覚え、仕組みを覚え、人といふものを覚え、すぐさまエースに。彼女に頼ることでようやくわたしたちのチ