マンションの長期修繕計画と修繕積立金~専有部については自分で積立てを!
こんにちは、「住まいとお金のコンサルタント」くみょんです。
今日はマンションの長期修繕計画について書いてみたいと思います。
✅長期修繕計画とは?
マンションを長期にわたって快適で安全な住まいとして維持していくために必要なのが「長期修繕計画」です。
一般に新築マンションでは30年程度、既存マンションでは25年程度の期間の修繕計画が定められています。マンションの外壁、金属部分、屋上防水、エレベーターなど、どの部位がいつごろから劣化するかを見積もり、適切な時期に修繕工事を行う計画を立てているのです。
✅大規模修繕工事は12~15年に一度必要と言われている
長期修繕計画は、新築時に売主となる不動産会社が立てることが一般的です。大体15年に一度足場を組んで行うような「大規模修繕工事」が見込まれています。
なお、毎月区分所有者が支払う「修繕積立金」は将来的に増額するプランがほとんどです。私が販売していたマンションでは、5年ごとに30%増額される、と言う前提で「長期修繕計画」を立てていました。マンションによっては、新築購入時に「修繕積立基金」が徴収され、10年に1度一時金が発生するなどさまざまな決まりがあります。どんな工事が予定されているのかだけではなく、自分の負担額を確認するためにも「長期修繕計画」はしっかりチェックすることをお勧めします。
✅専有部については自分で修繕費用を積み立てよう
上述の通り、共用部分については、売主が立て管理組合と管理会社で見直しを行っていく「長期修繕計画」がありますが、専有部分については、持ち主がしっかりメンテナンスをしていく必要があります。
例えば、給湯器の寿命は大体10年程度と言われていますし、トイレの便座も10年程度で交換することが多いです。キッチンも15年程度たってくるとどこかしら不具合が出てきたりします。
マンションは一戸建てと異なり、毎月管理費と修繕積立金を払っているのでメンテナンス費はそれで十分かのように思いがちですが、専有部分については自己負担です。専有部分のメンテナンス費についても、毎月の管理費修繕積立金に少し上乗せする形で積み立てていくことをお勧めします。
(例えば、管理費+修繕積立金が15,000円なら、引落口座に毎月20,000円を 移していくなど)
使い方によって設備の寿命は大きく変わります。こまめに掃除をしたり、取扱説明書でお手入れ方法を確認することは、日々の快適さだけではなく将来のメンテナンス費用の節約にも貢献してくれます。
また、新築マンションでは独自のアフターフォロー制度を設けているところもあります。保証期間の延長や、トラブル時の駆けつけサービス、提携サービスを安く受けられるなどの特典があります。しっかり検討して、必要と思えば入っておくと、特におひとりさま女性にとっては安心できると思います。
ちなみに、私が住んでいる築17年のマンションでも、この半年間大規模修繕工事が行われていました。実際の体験記については次の記事で書いてみたいと思います。
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