N.Flying / 꽃바람 Youth 翻訳してみた

6月25日に新しいシングルが出るのがとても楽しみなN.Flyingの꽂바람(花風)Youthを和訳してみました。
この曲、歌詞の内容は置いといて、音楽を聴いただけでも爽やかな風を感じますよね?ピアノは私もバイエル止まりだし(笑)、音楽的な知識が無いので専門用語的な語彙力もなく何と言っていいかわからないのですが、どうやったらこんなに青春の風感がしっくりくる音楽を作れるんですか?と聴くたびに関心します。
歌詞を改めて深く訳していったら、さらにダイレクトに風を浴びることができたので興味のある方に共有したいと思います。



N.Flying / 꽃바람 Youth 日本語訳

한울 한울 피어올라
大きな夢よ 咲きほこれ
힘들어도 결국 난 괜찮아
辛くても結局 僕は大丈夫
청춘을 여기 쏟아낸 다음
青春を ここに ぶちまけたら
향수보다 짙게 남겨둔다
香水よりも 濃く 残しておくんだ
느껴지는 이 꽃바람
感じられる この花風
사라지고 말아도 난 좋아
消えてしまっても 僕は構わない
이 노래에 사랑을 담아
この歌に愛を込めて
행복을 가득 채울 거야
幸せで いっぱいに 埋め尽くすんだ

Your dream 불안한 매일
夢に向かって 不安な毎日
Breath and sleep 차가운 공기
一息して眠る 冷たい空気
Can you feel it 뜨거운 입김
君は感じるかな 熱い息吹
잡아 버리기도 전에 사라지고 말아
捕まえるよりも前に 消えてしまう
Youth 어린 나의 길고 긴 사랑 노래
青年よ 未熟な僕の 長い長い愛の歌
How you feeling
気分はどう
그걸 들은 넌 어때
それを聞いた君は どうなの
지나고 나야 아름답다는 걸 알아
今の僕だからこそ 美しいってことを知ってる


깊은 한숨 소리에 늦게 잠 못 이룰 때
深いため息で 夜更けに 眠れない時
눈 뜬 채 꿈을 꿨지
目を開けたまま 夢を見た
수놓아 가는 밤
星が彩っていく夜
모래성을 쌓은 채 친구들을 모았지
砂上の城を 築いたまま 友だちを集めた
꽃이 피면 우리도 나갈 수 있어
花が咲いたら 僕らも出られるよ

★★
한울 한울 피어올라
大きな夢よ咲きほこれ
힘들어도 결국 난 괜찮아
辛くても結局 僕は大丈夫
청춘을 여기 쏟아낸 다음
青春を ここに ぶちまけたら
향수보다 짙게 남겨둔다
香水よりも 濃く 残しておくんだ
느껴지는 이 꽃바람
感じられる この花風
사라지고 말아도 난 좋아
消えてしまっても 僕は構わない
이 노래에 내 꿈을 담아
この歌に 僕の夢を込めて
빈 천장을 수놓을 거야
空いた天井を 星で 飾っていくんだ

가끔은 너무 아픈 맘
たまに すごく傷つく心
언제까지일까 이 차가운 바람
いつまでだろう この冷たい風
이 길의 끝엔 누군가
この道の 終わりには 誰かが
손 내밀어 줄까
手を差し伸べてくれるかな
그게 여전히 우리면 좋겠어
それが相変わらず 僕らだったら良いな

★(省略)

★★(省略)

그리워하면
懐かしくなれば
뒤돌아보면
振り返れば
볼 수 있을까
会えるかな
그때의 나는
その時の 僕は
많은 날을 기억해
沢山の 日々を 覚えてる
후회도 아름답지
後悔さえも 美しいんだろう
꽃이 피면 우리도 나갈 수 있어
花が咲いたら 僕らも出られるよ 

★★(省略)
이 노래에 사랑을 담아
この歌に 愛を込めて
행복을 가득 채울 거야
幸せで いっぱいに 埋め尽くすんだ


今回迷ったところ&私なりの解釈

今回は初っ端からハヌルハヌルって出てきます。한울とはなんだ!?というところからスタートしました。🦜に聞いても繰り返しているから名前だと思ったのか「ハヌルハヌル」ってカタカナ表記です。(笑)
한울について韓国のサイトで色々検索してみたところ、次のような意味がありました。
語源は「한」が「大きい」「울」が「私たち」で、「大いなる私」または「全世界」という意味を持つ。「大きくて正しい理想」と言う意味もある。
天道教では、神様、または宇宙の本体を指す言葉。
この中から歌詞全体と照らし合わせて考えると、大きくて正しい理想=大きくて正しくあるべき自分の理想の姿=夢をかなえた姿ということで良いのかな?と思い「大きな夢よ咲きほこれ」としました。
※今更の注意書きですが、受け取る側は自分なりに解釈するしかないし、合っているかどうかはもう作詞した人にしかわからないので正解とかは無いのが前提です・・・。

청춘을 여기 쏟아낸 다음
쏟아낸 の 쏘다내다は、次々と打ち出す、ぶちまける、吐き出すなどの意味があります。青春時代の勢いのある感じ、その後に出てくる香水という言葉を踏まえて「青春を ここにぶちまけたら」にしました。
다음 は「次」という意味ですが、「青春をここにぶちまけたら次」となってしまうため略しました。

次に、
느껴지는 이 꽃바람
タイトルにもなっている 꽃바람 ですが、花が咲くころに吹く春風のことを「꽃바람」、花風と言うそうです。

その後に続く、
사라지고 말아도 난 좋아
「消えてしまっても 僕は構わない」
좋아 は「良い」と初め訳したのですが「僕は良い」が何となくつたない感じがしたので「構わない」にしてみました。
ここで、この花風が消えてしまっても僕は構わないというのは、どういうことだろう?と思ったのですが、花風=春に吹く風、つまり、青春の風=青春時代のことを言っているのかなと思いました。
青春時代を精一杯生きて、辛さも含めて濃く残しておく。だから歳を取っていつか消えてしまっても僕は構わない、と言う風に解釈しました。

その後、
행복을 가득 채울 거야
「幸せで いっぱいに埋め尽くすんだ」
この 채우다 はBlueMoonにも出てきましたが、満たす、補う、埋める、詰めるなどの意味があります。そして、その中から「埋め尽くす」を選んだのには理由があります。それを説明するために順番が前後してしまいますが、サビ前のパートに一旦飛びます。

サビのパートには
 수놓아 가는 밤
という歌詞が出てきます。
これも今回悩んだ言葉だったのですが、수놓아 は 수놓다 で、刺繍する、縫い取る、ちりばむ、彩るなどの意味があります。そして、아/어가다は~して(持って)行く、~して(持って)来る。
これだけ見るとどれにしたら良い?となりますが、수놓다 には 하늘을 수놓다 という言葉があります。これは直訳すると「空を刺繍する」で、刺繍のような美しさに例えた言葉で、星や花火大会などの美しさの表現に多く使われるそうです。「夜空を彩る」は 밤하늘을 수놓다 と言うそうです。
なので、「星が彩っていく夜」としました。ここで何故星を付けたのかと言うと、彩っていく夜だと主語が無く分かりづらかったからです。
ではこの星が彩っていく夜とは何を意味しているのか?
この歌の主人公は夜更けに眠れないで天井を見つめながら目を開けたまま夢を見ました。目を開けたまま見る夢は寝ているときに見るものではなく現実で実現したい夢です。
その夢とは、「星のように光るものでいっぱいに彩られた夜」
これって私は暗いライブ会場でキラキラ輝いている沢山のペンライトを思い浮かべました。ペンライトが沢山光っているということは、客席が埋め尽くされている状態です。
客席をいっぱいに埋め尽くすことが幸せにつながるので、채울 거야を「埋め尽くすんだ」にしたというわけです。

またここで一度順番を元に戻し、Your dream 불안한 매일~のパートを見ていきたいと思います。
まず、
잡아 버리기도 전에 사라지고 말아
というところが私的に難しいところでした。
ちなみに🦜氏は「捕まえてしまう前に消えてしまう」と言ってきました。捕まえてしまうってなんだ?ってなりますよね。
色々調べたのですが、この기도はまさか기도하고?などとかえって混乱してどうしてもわからず、もちろん最終手段のHiNativeに頼りました。
これは、잡다(捕まえる)+버리다(~してしまう、~する)+기で捕まえることそれ自体を表し、도で強調しているということらしいです。
つまり、「捕まえることそれ自体よりも前に消えてしまう」という意味になるようでした。
잡다+버리다を「捕まえてしまう」と必ずしも訳さなくて良いというのがわからなかったので本当に謎でしたが、助けをお借りして「捕まえるよりも前に消えてしまう」に落ち着きました。

ところで、ここのパートは私には、「今の自分」と「未来の理想の自分」との掛け合いになっているのではないかと思われました。
Youth 어린 나의 と呼びかけてその後「気分はどう?」「そう言う君はどうなの?」と対話している雰囲気があるので、Youthを色々迷いながらも「青年よ」としてみました。でもここは素直に「青春」で良かったとも思って未だに迷ってます。でもとりあえず「青年よ」と呼びかけたからには「未熟な僕への」にした方が良かったのか?
「そういう君はどうなの?」と言われた未来の僕は「今の僕だからこそ 美しいんだってことを知ってる」と答えます。

지나고 나야 아름답다는 걸 알아
これは、「過ぎた僕だからこそ 美しいってことを知っている/(が)わかる」という意味だと思うのですが、過ぎた僕というのは青春を生き抜いた未来の僕という意味だと思いました。未来の僕だからこそかつての青春時代が美しかったことがわかっている。なので「今の(未来の)僕だからこそ」という風に訳しました。

そして 深いため息の後までたどり着いてください。
모래성을 쌓은 채 の 모래성
は 砂の城。砂上の城、砂上の楼閣のことです。砂上の楼閣とは、「実現が不可能なこと」「現実味のないこと」「見かけは立派だが、基礎がしっかりしていないため、すぐに崩れてしまいそうなもの」「不安定で移ろいやすいもの」などの意味があります。
この歌の中では抱いている夢に対するハードルの高さ、理想の高さなどを表しているのではないかと思いました。
そしてその砂の城を築いたまま友達を集める。友達と言うのはおそらくメンバーのことじゃないかなと思いましたがどうでしょう?
それとも埋まらない会場に人数集めに読んだ友達?

次のサビに入る前の
꽃이 피면 우리도 나갈 수 있어
「花が咲いたら僕らも出られるよ」の 나갈 수 있어 「出られるよ」は、夢が叶ったら目指している舞台に出られるよ、目標としているところにたどり着けるよというような意味に捉えました。これは未来の僕がそう言ってくれているのか、そう信じたい今の僕の希望なのか?

その後のサビでは
이 노래에 내 꿈을 담아 빈 천장을 수놓을 거야
「この歌に 僕の夢を込めて 空いた天井を 星で 飾っていくんだ」
と、前と少し変わっています。
빈 천장 も何のことだろうかとすごく悩みましたが、見つめている天井と、そこに映っているライブ会場と言う風に捉えると全部つながるかな?と思いました。空いているということはお客さんがまだそんなに入っていない現実があるのだろうなと思いました。
ここでの 수놓을 거야 は「星で彩っていく」だと自分を主語にしたときに違和感を感じたので「星で飾っていく」という言葉に換えました。

次、たまに すごく傷つく心~のパートですが、ここすごく好きです。

この道の終わりには 誰かが
手を差し伸べてくれるかな
それが相変わらず 僕らだったら良いな

今更だけどこの道の終わり「で」はの方が文章的に自然・・・?
この歌詞の意味は、いつまで続くかわからない夢に到達するまでの楽しくも苦しい道の先で、手を差し伸べて待っていてくれるのが、今の僕らの夢や目標を変えないままに、未来のあるべき理想の姿になった僕らだったら良いなということかな?と思いました。
個人的にはそれと同時に、歌を聴いている人の傷つく心の支えが僕たちだったらいいなとも言っているという希望的観測も少しあります。
事実支えられまくっているので。(笑)

そしてやっと終わりまで来ました。
最後のサビ前のパートを一気に説明したいと思います。

懐かしくなれば 振り返れば 会えるかな
その時の 僕は 沢山の 日々を 覚えてる
後悔さえも美しいんだろう
花が咲いたら 僕らも出られるよ

私の解釈は、
今の自分が懐かしいと思える時が来れば、青春時代の僕を振り返るような時が来れば、その頃には会えるかな?未来の理想の僕に。
今必死になって頑張っている中で、時には後悔するような苦しい出来事があっても、未来の僕にはそれすら美しく思えるようになっているだろうな。
きっと僕らもいつか夢はかなうよ。だから頑張ろう。
という感じです。
既に青春は過ぎたのですが、今まさに色々な問題の渦中にいる私はここにすごく励まされたりぐっときたりしたのでした。

歌詞動画

というわけで作った動画はこちらです。
「捕まえてしまう前に消えてしまう」の字幕の表示時間が足りなくて、それこそ目で捕らえる前に消えてしまうかもしれなくて、申し訳ないんですが現状これが限界でした。
写真は紙吹雪が散ってるお気に入りの写真を拝借しました。
特にこのスングの写真が好きで、これを一番手前にして右から桜吹雪が風で舞ってる感じのエフェクトも乗せたかったのですが、ツール(課金できるお金)が無いのでBlenderで作ってはみたものの色々難ありでやめました。
アンリアル使ってもよかったけどこのPCじゃ重いだろうし・・・。
そもそも字幕読みづらくなるかもしれないし・・・。
とにかく諦めた。

先日Youtubeで見たホンソクチョンの宝石箱(홍석천의 보석함)で、すんちゃんが売れない頃について聞かれたときに、
「とにかくすべてのことを精一杯楽しみながらやろう」という気持ちでメンバーたちと前向きに過ごすようにした。その時間を振り返るととても大切な思い出だし、N.Flyingが謙虚にもっと成長していくために必要な時間だった。
・・・というようなことを言っていましたが、Youthの歌詞を思いながらその話を聞くと、さらに込み上げてくるものがありました。
また、RooftopのCDを韓国のエンピアさんたちが早朝からテレビ局の前で配ったりしていたという話を初めて知ったのでびっくりもしました。
それに比べたら私は・・・とか一瞬思ってしまったけど、人それぞれ環境も状況も生体機能も抱えてる問題も違うし、それを言い始めたら何もできないなと思って、好きな気持ちを大切に、できる限りのことで応援しようというところに落ち着きました。
それにしても、N.Flyingのメンバー全員「人生何週目なんですか?」ってくらい人間性がすごく良いと思うのですが、どうやったらそういう大人に育つのでしょうか?
黒歴史ばかりのしょうもない青春を過ごしてしまった私には出会えたことだけでも奇跡かもしれない。


#N.Flying #Youth #꽂바람 #歌詞 #日本語訳







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