手続きが煩雑すぎるし、自分はカモ(自戒)

 転出届、転入届、証明書、ガス水道電気を止め、粗大ごみを捨てるのにも手続きが必要。ここは本当に21世紀なのかと疑うほどに面倒でやりたくもないことをやる必要がある。派遣の労働では匂いと防護服の圧迫感で体調を崩した。こんなことをするために生まれてきたわけではない、と声を大にして叫びたいが負債に縛られている。勝負や賭け事の世界では、誰がカモなのかを理解できない場合、自分がまず間違いなくカモであるとよく言われている。自分はこの世界で搾取されているカモなのではないか?
 ただし、何をするかは選べないが考えを自分なりにまとめることはできる。隷属を強制される中にも自由はある。どんなに絶望的な状況でもできることは確実にある。どうせ何もできない、やどうせ変えられないと嘆く前にできることを探すべきだ。心の安定を死守し、撤退する際は一歩ずつ慎重に退くべきだ。深呼吸をして周りを見渡し、まずは自分が置かれている状況を把握する。そこからどのように振る舞うのかが良いのかを考え、自分なりに行動に移す。喜びすぎるな。怒るな。哀しむな。楽しみ過ぎるな。ただ粛々と、行動に集中するのだ。他人と比較して何ができないのかに着目するな。過去の自分と比較して何ができるようになったのかに着目せよ。

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