面と向かってZ世代と括られる
括られる。括られがち。
今日もまた目の前でZ世代について解説を受けた。こっちは一応その定義に引っかかってるんだわ。当事者に向かってレッテルを投げるな。
まあ、大体言われてることは合ってるんだろうなーと思う。
SNSに慣れ、マスコミに不信感を持ち、多様性と個人主義に適合するが、他者の評価も気にしがち。せやね。私も私のことを大体そう思うよ。
ただ、一点だけ、本当に一点だけ気持ち悪くて仕方がない部分があって、曰く私達はSDGsや社会問題に強い関心があるらしい。
強い関心、あったことあるか?
少なくとも私は一切の関心が無いし、お世辞にも交友関係が広いとは言えないけれど、周囲の人間が社会問題に関心があったのは就活の時だけだったように思う。
語弊がありそう。
Z世代を主語にしてもレッテルを貼るおじさんと同じになってしまうので、もう主語を自分にして自分語りへ移ってしまう。
何も、SDGsがどうでも良いな〜と思っているわけではない。
例えばジェンダー平等については頻繁に自分のタイムラインにも流れてくるし、それなりに思想も持っている。SDGsのために女性だけの○○を〜みたいな話が聞こえてくると、悲しい話だなあと思う程度には関心がある。
興味が無いのはSDGsという枠組みと、その広告的な側面だ。
社会問題に軸足を置いて物事を判断しているわけではない。それができるのは活動家だけだ。
私から見えるZ世代の本質は、最初に挙げた個人主義という部分だ。SDGsや社会問題という枠組みは、同じ課題感を持つことを強要してくるように思える。これが個人主義の価値観と衝突する。
知らない誰かの言いだした社会問題群になんて全く共感したいと思えないが、一方で特定の個人が本人の困りごとを発信すれば、それには抜群に共感する。
おじさんたちの言うSDGsに関心が強そう!というのは、ここを誤解したもののように思う。
SDGsの一要素に関心を示していることもあるが、それはあくまで個人への共感に基づくだけだ。SDGsだから乗っかっているわけではない。本質はそこには無い。
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