昔と今を繰り返して。
私はマイナスな事があると、
きまってこう自分に言い聞かせる。
『1年後の今になったら、1年前の今に何が起きて、喜んでいたのか。または苦しんでいたのか。そして悲しんでいたのか、大抵の事を私の脳は憶えていない。
これは、時が経てば経つほど曖昧に不確かになっていく。だから、今、気にしすぎる事もないし落ち込み続ける必要もないんだよ。』
この言葉を何度か心に唱えると、
大抵の事はやりすごせます。
そして昔はこの言葉に加えて、もう1つ。
ストレスと呼ばれるモノがつのると、好きな曲を大音量で聴いて、当時、生活のほぼ全てを捧げていた、バスケで発散させました。
『努力は必ず報われるんじゃない。
報われるまでするのが努力。』
学生の頃は、この言葉もずっと呪文のように言い聞かせていました。
必死になり、自分に苛立つこともある。でも、ふと気づくと周りには一緒になって必死になっていたり、笑い合っていたり、必死だからこそ言い合える存在がいることにたくさんたくさん救われたり。
こういった存在は、大人になればなるほど存在自体が貴重だったことに今更ながら気がついたり。
どうでもいいこと。が、割と大切でかけがえのないものだったりする。でも当時は気づけない。
そんなもん。
だって、今は今で精一杯だから。
振り返る時間すら惜しいくらい必死だから。
そうやって一つ一つに向き合って、ちゃんと向き合って、いずれ曖昧で不確かになってしまう日々を懐かしみ、感謝して今をまたすごしていく。昔も今も、自分自身を、そして周りを大切に想うことができるように。その気持ちだけは、それだけはいつまでも忘れないでいて。
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