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湯島の夜「ヴァシュティ・バニヤン」

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1945年生まれのヴァシュティ・バニヤン (Jennifer Vashti Bunyan)は、英国のシンガー・ソングライターです。僕はファーストアルバム、セカンドアルバム、写真のコンピレーションアルバム(デビューシングル曲が入っております)の3枚を持っております。イヤなことがあると、彼女の曲が聴きたくなるのです。ほんわかとした彼女の声に癒やされて「ほっ」とため息をつくのです。

ヴァシュティ・バニヤンは、ローリング・ストーンズのマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムによって見いだされ、1965年6月に、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが書いた最初のシングル曲 "Some Things Just Stick in Your Mind"をリリースします。さらに1970年にデビューアルバム「 Just Another Diamond Day」 をリリースしましたが、アルバムは売れませんでした。プライドを傷つけられたバニヤンは、音楽を棄てました。

音楽としてはフォーク・ミュージックです。ボブディランを聴いてプロのミュージシャンになることを決意したそうですからね。彼女の歌声を聴くと、容姿からイメージできる優しい声に癒やされますが、やや音程がフラフラとしっかりとしていない危うげなところがあります。それも80年代アイドルのようで可愛らしいのですが、そういったところが当時の注目されなかった要因なのかもしれません。

彼女のアルバムは伝説となり、延々と聴き継がれ、世代を超えたファンを獲得することになります。荒井由実(松任谷由実)の「まちぶせ」でデビューしたものの売れなかった(オリコン週間47位)三木聖子のような感じでしょうか(笑)。ちなみに同曲は石川ひとみの11番目のシングルとして大ヒット(オリコン週間6位)することになります。三木聖子さんは宮城県仙台市に移住して、現在はMuMuというクラブを仙台店と東京・銀座店を経営しているそうです。

おっと、また脱線しました。ヴァシュティ・バニヤンです。デビューアルバムが2000年に再リリースされ、再評価されることになるのです。30年の空白期間を経て、彼女は新たな音楽生活を開始します。その後35年の時を経た2005年にセカンドアルバム「Lookaftering」 を、2014年にはサードアルバム「 Heartleap」 をリリースしています。

お時間があれば、彼女のアルバムを聴いてみて下さい。一聴の価値はあると思います。癒やされて下さい。

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