確かに僕のように面白がって生成AIを楽しんでいる人は多いだろうと思います。趣味として楽しむのは良いのだと思うのですが、これを商売として金銭を得るというのは危険じゃないかな? と思うのです。
僕は若い頃に絵を描いていましたが(実は今でも描きます)「デッサンもパースも人並み以上に狂っていて(要はヘタクソということです)上手な絵が描けないのです。
たとえば下のアニメ調の絵ですが、僕などは(個人的にですが)アニメ調の絵というのは概ねが似ていて、これは元の作家が誰だかわからないような状況にあると思うのです。「アニメの知識がない奴が何を言うか」と怒られるかかも知れませんが、アニメ調の絵というのは「確たる個性がない」と思い込んでいます。バカにしているわけではなく素直にそう思うのです。申し訳ない。だからAI以前にアニメ超の絵は?と疑問がありました。
しかし、下の絵のようなもの。これは古い画家の画風をAIにプロンプトで指示したものですが、こういうのはどうなのでしょう?
多分、古い画家の油彩画をパクっているのだと思いますが、これをまさか「古い画家の作品」だとして販売する輩がいるやもしれません。しかし、油彩画は、油彩としての絵の具や下塗り剤などによるマチエールがあるので無理だと思われます(笑)。
古い画家の画風で「バガボンのパパのようなキャラクター」を生成してもらいました。
これはどうなんでしょう? わかりませんね。AIに関する法律の本を読みましたが、「緻密に個性的に書かれたプロンプトによる生成物」なら著作権が得られるようなことを書いてありましたが、どうなんでしょうね?
下の写真のようなAIによる生成物は、多分、ネットに溢れる芸能人アイドルの個人の写真を「目、鼻、口」などのパーツを引っ張ってきて生成した代物に違いないのですが、アニメの絵同様に「芸能人アイドル」自体に誰が誰だかわからない・・・要は“個性がない”からAIが、平気で引っ張ってきているのだと思います。この写真を見て「あ、これはアタシじゃん!」と、法的に訴える女性も出てくるのでしょうか?