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生死生命論「自分の年齢に気づく恐怖」

信じられないでしょうが、僕は最近まで自分は中年ぐらいに見えるだろうと自惚れていました。だって、電車で座る若者の前に立っていても、シルバーシートの前に立っていても、誰も席を譲ってくれませんからね。あ、譲ってほしいのではありません。足腰はまだまだ大丈夫ですとも言えませんが、席を譲ってほしいなんて少しも思いません。

でもさ、あるとき鏡で自分の顔をじっくりと見ると、スゲーお爺ちゃんなんですよ。そりゃ若い頃とは違うだろうけどさ、まだ維持されていると思っていた中年の頃の顔と明らかに違うのです。恐ろしいほどに違います。写真も同じです。若い頃、いや、40~50代の顔と全然違うのです。皺やシミやイボなんかがたくさん発生して、おまけに軟骨がなくなって身長も低くなってくる。もう最悪です。

シルバー人材なんてボランティアみたいなところで仕事を受けるようになると、はっきりと絶対に確実に見た目も動きも老人なんですよ。何を今更じゃないんですよ。本当にまだまだモテモテのナイスミドルって感じだったのに、それは自分の思い違いで、あるときに高齢者の扱いを受けて「え!」なんて気づいたんです。これは怖いですよ、おっかないですよ。だって、自分自身の思いと周囲の思いは、買ったばかりのまっさらなケント紙とウンチが付いたトイレットペーパーほどに違うんですもの(。・ω・。)エエ~ ソノヒカクッテ ワカンナイよね。

そろそろお迎えがくる年齢になっているんですよ。死亡のお年頃って事です。いつ死んでもおかしくないんです。それはそれは怖いんですよ。突然死んでプッツリと人生が終了するのが怖いと言うよりも、ほら、後ろからいきなり「ダァッ!!!」なんて脅かされて腰抜かすような感じです。とにかくビックリするのがイヤなですよ。死ぬってのは人生最後にビックリすることですからね。

僕は「永劫回帰」信者ですから死ぬのはあまり怖くないんです。時間というのは永遠にループしているって信じていますから、死んでも生まれた年に戻るだけだろ?ってな感じです。人間は本当の意味では死なない消滅しないって信じていますからね。でもね、いきなり死ぬのはイヤじゃん。ビックリするからさ。

とにかく、いつお迎えが来てもビックリしないように心構えをしておかなくちゃね。

せめて40代に戻りたいと思う今日この頃です。

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