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八月は夜のバッティングセンターで。

僕はテレビばかり観ています。テレビをつけっぱなしで僅かしかない仕事をしています。ラジオもそうですが、リアルタイムで情報が入ってくるので、情報収集の一端として欠かせない情報源なのです。僕は想像力が欠落しているので実際の映像を観なければ現実把握ができなかったりします。

最近の日本映画やドラマhダメですね。理由は「お金をかけていないから」です。ロケも近場で何とかしようという気持ちが伝わってくるし、芝居専門の役者を起用せずに芸人やアイドルを多用している点もどうかと思います。ただし、こういった中から思わぬ才能が見いだされたりしますけれどね…。

昭和の映画やドラマ(だけでなくCMも)は、お金をふんだんに使っていました。海外ロケもしょっちゅうでした。そういう時代でしたね。

その点、韓国の映画やドラマはお金を使っています。海外ロケもきっちりやって、ドラマ全体を海外ロケで納めた作品もあります。現在の韓国や中国は「日本の昭和」なのだと思います。中国は「世界の工場」となって疑似資本主義化を実現してから、韓国は独裁政権から民主化へと移行してから、経済的&文化的遅れをあっという間にITで取り返してしまったのです。それほどにITの力は凄かったのです。

「漫画が原作が多い深夜ドラマ」

それはともかく、僕は深夜ドラマをよく観ます。ほとんどが30分という短時間です。ここでは低予算でもかなり良いドラマが生まれている気がします。期待した「ガールガンレディ」はダメでしたがね。

とくに最近は、テレ東のドラマプレミア23の「珈琲いかがでしょう」「シェフは名探偵」は、“人殺しのない推理ドラマ”となっており、面白かったです。人殺しのない推理小説というのは、古くは小沼丹さんの「黒いハンカチ」がありましたが、北村薫の「円紫さんと私シリーズ」という名作があります。これをきっかけに人殺しのない推理小説というジャンルが確立されました。

おっと、深夜ドラマでした。1980年代の後半に、バブル景気の影響もあって各局で深夜帯の放送時間が拡大しました。現在に至るバラエティ番組と併せてドラマも制作されたのだそうです。それが現在まで続いているのですね。

谷口ジローさんが漫画を描いた(原作は久住さん)「孤独のグルメ」は、深夜ドラマの筆頭でしょう。漫画と違って街グルメみたいになっているのが気にくわないですが、人気が出て、もうすぐシーズン9が始まります。孤独のグルメだけでなく、最近は漫画が原作のドラマが多いですが、深夜ドラマのほとんどは漫画が原作です。

僕の悪い癖が出て長くなりそうなので、では、ささっと僕が好きなドラマを以下に紹介しましょう。

よしながふみさんの漫画をドラマ化してヒットした「きのう何食べた?」西島さんと内野さんのカップルは好感が持てましたね。現在は「おかえりモネ」で共演しています。

松森正さんの漫画をドラマ化した「湯煙スナイパー」もありました。

浜辺美波さんが本ブレイクする直前に主演した「賭ケグルイ」。これは面白かった。原作は河本ほむらさん、作画は尚村透さんの漫画が原作です。僕は漫画も好きです。


庵野秀明さんなど実名で登場してくる島本和彦さんのカルト漫画「アオイホノオ」も名作でした。これも福田雄一監督によるスーパーコメディドラマです。漫画家を志す方は必見なのではないでしょうか?

その福田雄一監督の人気を定着させた1作である「勇者ヨシヒコシリーズ」というのもありましたね。

漫画以外が原作のドラマもありました。

三浦しをんさんの小説が原作ので映画化もされた「まほろ駅前シリーズ」も人気がありました。僕の実家に近い町田市が舞台なので、映画も観ましたね。大根仁さん監督のテレビドラマの方が面白いですけどね。

上明戸聡さん同名著書が原作の「日本ボロ宿紀行」。これも面白かった。元乃木坂46の深川麻衣さんと、元ジャニーズ、男闘呼組の高橋和也さんのロードムービー(ドラマ)です。旅情が感じられる良いドラマでしたよ。

「ライフ・イズ・ベースボール」

特に今回紹介したいのは放送中の「八月は夜のバッティングセンターで。」です。アプリ「八月のシンデレラナイン」というのが元ネタだそうです。

関水渚さん、仲村トオルさんが主演のファンタジードラマです。

舞台は都内にあるバッティングセンターです。

元野球選手(仲村トオル)と、女子高生(関水渚)が働く夜のバッティングセンターに来店するお客(女性ばかりです)精神状態を「バットスイング」によって考察し、ある方法によって解決の糸口にしていくというお話です。

その方法というのが面白いんです。ここがファンタジーなんです。元野球選手がボールを放り投げると、突然として野球場が現れ、お客の悩みに該当する往年の有名野球選手が登場して、お客の悩みを解決するきっかけとなるのです。全面解決に導くのではなく「ちょっとだけ背中を押してあげる」という優しさに満ちあふれたところも僕は好きです。

ファンタジー場面になると、女子高生もお客も「ライフ・イズ・ベースボール」というロゴが入ったユニフォームを着ているのも面白いです。お悩み解決の合い言葉が「ライフ・イズ・ベースボール」です。

僕は野球ファンではありませんが、ドラマは面白いですよ。

新番組も続々…。

飯豊まりえさんって好きな女優さんなんですが、深夜ドラマ以外、主役を演じることはありません。すらっとしてスタイルが良く(モデル出身だから当たり前か?)演技が上手なのに、見た目が少し地味?だからでしょうか。こういう女優さんってたくさんいますね。なかなかゴールデンタイムのドラマの主役に抜擢されない女優さん…。そのうちドカーンと評価されますから地道に頑張って下さいね。 


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