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『ChatGPT3.5と4の違い』

「ChatGPT3.5と4の違い」

ChtGPT4に質問してみました。

「GPT3.5と4は正確さは、どのくらい違うのでしょうか?」

ChatGPTの回答

GPT-3.5とGPT-4の正確さに関して比較すると、いくつかの重要な違いがあります。

  1. 理解力と応答能力: GPT-4はGPT-3.5よりも複雑な文脈やニュアンスを理解する能力が高く、より詳細かつ正確な応答を提供することができます。

  2. 知識の幅と深さ: GPT-4はより広範な知識ベースを持ち、特に新しい情報や最近の出来事に関する知識が向上しています。ただし、私の知識は2023年4月までのものです。

  3. 言語能力: GPT-4は、より多くの言語に対応しており、特に非英語の文脈での性能が向上しています。

  4. 複雑なタスクの処理: GPT-4は、より複雑な問い合わせやマルチステップの問題解決に対応できるように設計されています。

  5. エラーの発生率: GPT-4は、GPT-3.5と比べて誤った情報を提供する確率が低くなっていますが、依然として完璧ではありません。

具体的な「どれくらい違うか」という点については、使用されるシナリオやタスクによって異なります。一般的には、GPT-4はGPT-3.5よりも多くの状況で高い正確性を提供すると言えますが、どの程度の差があるかは定量的に明示することは困難です。

「実際に比較してみる」

◆そこで、どれほどに正確なのかシャーロックホームズの「ボヘミアの醜聞」原文の冒頭部分を翻訳してもらいました。

「A SCANDAL IN BOHEMIA」

TO SHERLOCK HOLMES she is always the woman. I have seldom heard him mention her under any other name. In his eyes she eclipses and predominates the whole of her sex. It was not that he felt any emotion akin to love for Irene Adler. All emotions, and that one particularly, were abhorrent to his cold, precise but admirably balanced mind. He was, I take it, the most perfect reasoning and observing machine that the world has seen, but as a lover he would have placed himself in a false position. He never spoke of the softer passions, save with a gibe and a sneer. They were admirable things for the observer – excellent for drawing the veil from men’s motives and actions. But for the trained reasoner to admit such intrusions into his own delicate and finely adjusted temperament was to introduce a distracting factor which might throw a doubt upon all his mental results. Grit in a sensitive instrument, or a crack in one of his own high-power lenses, would not be more disturbing than a strong emotion in a nature such as his. And yet there was but one woman to him, and that woman was the late Irene Adler, of dubious and questionable memory.

◆GPT3.5の翻訳

シャーロック・ホームズにとって、彼女はいつも「女性」でした。彼が彼女について他の名前で言及することはめったにありませんでした。彼の目には、彼女はその性別全体を薄め、支配していたのです。イレーン・アドラーに対して愛情に似た感情を抱いていたわけではありませんでした。すべての感情、特にその一つは、彼の冷徹で正確かつ見事にバランスの取れた心にとって忌まわしいものでした。彼はおそらく、世界が見た中で最も完璧な推理と観察の機械だったでしょう。しかし、恋人としての彼は自分自身を誤った立場に置いてしまったでしょう。彼は柔らかな情熱については、冷笑と嘲笑を交えてしか話しませんでした。それらは観察者にとって素晴らしいものであり、人々の動機と行動からヴェールを引くのに優れたものでした。しかし、訓練された理性を持つ者が、自分自身の微妙かつ微妙に調整された気質にそのような干渉を認めることは、彼のすべての精神的な結果に疑念を投げかける可能性をもたらすことでした。彼のような性格にとって、強い感情は、感受性のある器具に砂や高倍率のレンズに亀裂が入るよりも、さらなる混乱をもたらす可能性がありました。それにもかかわらず、彼にとってはたった一人の女性が存在し、それが疑念の余地のある記憶の中のイレーン・アドラーだけでした。

◆GPT4の翻訳

シャーロック・ホームズにとって、彼女はいつも『あの女』である。彼が彼女のことを他の名前で話すのを聞いたことはほとんどない。彼の目には、彼女は他の全ての女性を凌ぎ、優越している。彼がイレーネ・アドラーに対して恋愛に似た感情を抱いていたわけではない。あらゆる感情、特にその感情は、彼の冷静で正確、しかしながら見事にバランスの取れた心にとっては嫌悪の対象であった。彼は、世界が見た中で最も完璧な推理と観察の機械だと私は思うが、恋人としては自分を不自然な位置に置くことになるだろう。彼は、優しさや情熱について語ることはなく、冗談や皮肉を交えてのみそれに触れる。それらは観察者にとっては素晴らしいもの – 人々の動機や行動からベールを剥がすのに優れている。しかし、訓練された推理者が自分の繊細で微妙に調整された気質にそうした侵入を認めることは、彼の全ての精神的な結果に疑問を投げかけるかもしれない乱れ要因を導入することになる。敏感な楽器に砂が入ることや、彼自身の高性能レンズにひびが入ることと同様に、彼のような性質に強い感情が生じることは混乱を招く。しかし、彼にとってはただ一人の女性がいた。その女性は、亡くなったイレーネ・アドラー、評判の怪しい記憶の女性だった。

◆どうでしょう? ですます調、である調の違いはともかく、GPT4の方が文章が明確ですよね?

しかし、GPT3.5がそれほど悪いわけではないのです。

ネット上には、多分、人間が訳したであろうと思われる翻訳文がアップされており、それは3.5より悪い翻訳でした。


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