災害の多様性「南予地方の地震は南海トラフ地震の前兆か?」
*見出し画像はAI生成によるイメージです。現実のものではありません。
南予地方で地震
本日(2024年2月26日)に愛媛県南予地域で地震がありました。21日にも同地域で地震があったので、南予地域の地震活動が活発化しているようです。
21日の地震は、愛媛県南予を震源とするマグニチュード3.9、深さ37kmと推定される地震で、愛媛県南予が震源の震度3以上の地震は2023年5月以来です。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ正断層型と解析されています。南海トラフ巨大地震の想定震源域近くの地震ではありますが、メカニズムは違うタイプです。
愛媛県南予の地震は中央構造線に近い瀬戸内海側で多く、今回の震源のように高知県との県境付近県境付近は少ない傾向です。知られている活断層はないものの、1749年にはマグニチュード6.8と推定される地震によって、宇和島城が破損した記録が残っています。
南海トラフ地震のメカニズムとは異なると言いますが、相手は自然災害です。先月の能登半島地震のように、想定外の災害が起る可能性がないとは言えないのではないでしょうか? 専門家の意見は「混乱を避けるための甘い言葉」と考えて、万が一の場合のことを考えて用心しておくべきだと思います。
中央防災会議防災対策推進検討会議の下に平成24年4月に設置された「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」(主査:河田惠昭関西大学教授、以下「対策検討WG」という。)において、南海トラフ巨大地震を対象として具体的な対策を進め、特に津波対策を中心として実行できる対策を速やかに強化していくことが重要との認識の下、当面取り組むべき対策等をとりまとめた中間報告が平成24年7月19日に策定されています。
並行して被害想定手法等について検討が進められ、被害想定の第一次報告として、建物被害・人的被害等の推計結果が平成24年8月29日にとりまとめられています。上記リンクを参照してください。
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