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2ヶ月ぶりの目黒行から思うことあり


*見出し写真は、22歳頃の僕です

「目黒で己の破滅ぶりを回想す」

昨日は2ヶ月ぶりで目黒での打ち合わせがありました。

少し早く到着して駅前を見ると、思い出しました。地下鉄の出口は旧東急目蒲線の駅舎があったところで、22歳に通っていた頃の情景とは違いますが、反対側の権之助坂入り口あたりはそれほど変わっていないんです。空気もね、あの頃と同じなんです。目黒っていうと芸能人が住み、外人が多く闊歩しているところでさ、中目黒とか白金が隣り合わせでオシャレってイメージがあるけれど、目黒駅前は品川区上大崎って地名でさ、目黒川渡った大鳥神社あたりまではは田舎の匂いがするんだよ。この雰囲気は昔住んでいた新宿区も同じだったなぁ。西新宿から北新宿経由して東中野駅までの街並みってね、途中で下町の雰囲気の商店街なんかがあって田舎だったなぁ。

ああ、落合のあたりもそうでした。本当に田舎でしたよ。西武線・中井駅を抜けてかみさんが卒業した目白学園の急坂をのぼっていくと、同じように突然として田舎町が現れるんですよ。今でもそうなのかなぁ?今度行ってみよう。

目黒には22歳から24歳くらいまでの鷹美術アトリエ村に通っていた頃に神奈川県の大和市ってところから通っていました。これが遠いんです。当時の自宅は小田急線の南林間駅から歩いて15分ぐらいの所にありました。

当時は、東急線とつながる中央林間駅から隣のつきみ野駅までの線路が未開通だったので南林間駅から小田急線に乗って町田で降車、歩いてJR横浜線・町田→東急田園都市線・長津田駅→二子玉川駅→東急大井町線・大岡山→目蒲線・目黒っつうコースだったんですが、乗り換えが多いしさぁ、合計すると2時間以上かかるんですね。

でも、自宅から30分弱歩けば田園都市線・つきみ野駅なんです。だから当時は、つきみ野駅まで歩いて二子玉川乗り換え、大岡山というコースで目黒に通っていたんです。これはかなり時間短縮ができます。それにバイトしたレコード屋も途中の二子玉川駅にありましたから都合がいいんです。

ちなみに現在では小田急線の大和駅から乗り換えなしで相鉄線→東急線で目黒まで直通電車があるんです。凄いっすよね。

今じゃ、千葉から目黒に通っているわけですが、千葉からではそれほどに風情がない(笑)ので強く記憶に残ることはありません。ただし、目黒までは「東武野田線→北総線→都営浅草線→三田線」「東武野田線→総武線→東西線→三田線」「東武野田線→総武線→山手線」といった方法があります。

神奈川から通っていたときとは東京を挟んで逆方向なので、自分の家に帰るというイメージがないんです。

では何故、千葉なのか?というとさ、かみさんの実家が今住んでいる街にあって、義父義母が頭金を出してくれて千葉のマンションに住むことになったからですよ。ところが破滅型の僕の行いによって、そのマンションを売ることになったり、その他メチャクチャな出来事などを経て、現在のオンボロアパートに落ち着くことになったって訳です。神奈川に帰るチャンスはたくさんあったんだけど、機会を逸してしまったってことです。風情がないんです(違うか)。その間に僕の両親、かみさんの両親も死んじゃってさ、神奈川には妹ひとりが暮らしていますし、かみさんの妹は北海道の札幌に移住しちゃったりして、こういうのを離散ってんですか? 違うか(笑)。

まぁ、僕の破滅型性格は死ぬまで治ることがないだろうし、今後はどうなるか皆目見当がつきません。そして、それは誰しも同じ事なんだろうけどね。大事なのは今が幸福ならばそれを壊すことをしてはいけないし、考えても駄目ですぜってことです。

「目黒の打ち合わせにて」

未来が幸福か不幸かなんて誰にもわかるはずはないけれど、このままでは地球は人間の負荷に耐えられないということだけはわかります。おお、いきなり目黒からスケール感の異なるお話になっちゃいますけれど(笑)。

負荷のひとつが温暖化による異常気象です。異常気象は地震同様の大災害です。地震は先天的な災害ですが、温暖化は人工的な災害です、つまり人災ですね。おまけに世界のあちらこちらでは人命を軽んじた紛争や戦争が繰り返されています。これも人災です。戦争でおバカさんたちがドンパチを繰り返していると人命が失われます。軽々しく人命と言いますけれど、この人命の中には、大谷翔平やイチロー、手塚治虫や鳥山明、黒田清輝や青木繁、あとは誰だ? なんだかわかんないけれど、同じくらいあるいはそれ以上に才能があるかもしれない人間がたくさん含まれてるじゃんさ。

戦争のドンパチでも温暖化が加速されますよ。あんだけ有毒なる硝煙が大量噴出拡散されるんだから、それだけでも危険だし、異常気象につながるに決まってるでしょうよ。原水爆なんてのは最悪ですよ、あ、まとめて核っつうのか? ま、何でもいいや。

とにかくさ、現在の地球の問題は人工的な災害にあるんですよ。先日の東北地方の豪雨だって実はそうかもしれませんぜ。

あ、おっと。

目黒での打ち合わせはさ、主題は2つあるんです。ひとつは雇用主である監査法人に関わること・・・これは僕には殆ど関係がないんですがね、もうひとつは雇用主が出版する単行本の内容に関することです。

一昨年に出版した本の続編となりますが、これを年内に出版しなくてはならないということで、筆者というか雇用主さんは、ちょいと焦っているようなんですね。僕は本を出した事がありませんから、出版できる人が羨ましいです。この方は70歳を過ぎているのですが、昔から頭の回転が早く、しかも大雑把に見えるようでも実は緻密であったり、要は天才型っすね。

目黒の打ち合わせでは、その触り部分を渡されて、この続きのアイディアを考えてくれって言うのです。難しいですよね。僕が書くわけじゃなくて、あくまでもアイディアです。それは殆ど採用されませんが、要は文章を書くための刺激が欲しいのでしょうね。

んで、その触りの文章を読んでみて、面白いんですよ。これが、まぁ小説的です。でもビジネス本なんですよね。これは面白いですよ。小説的なビジネス本って面白いじゃん。ま、今までもありましたし、漫画とか絵本ってのもあったかな?

ま、何でもいいんですが、その触りの文章のコピーをカバンに入れて、打ち合わせ仲間の中国人のCさんと一緒にひょこひょこと目黒の街を歩いていると、ゴオッと熱い空気が駅頭に流れてきて、僕とCさんの顔を直撃しました。「うひゃあ、暑いね」って言うと「あ、そうですね」とCさんは涼しい顔。この人は暑さに強いのだな? 



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