東京万景 両国 東京都慰霊堂

画像1 今日は東京大空襲(昭和20年3月10日の下町大空襲)から78年目の年です。両国にある東京都慰霊堂で春季慰霊法要が行なわれるので、午後から両国に出かけました。東京都慰霊堂は、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災による遭難者(約58,000人)の御遺骨を納めるための霊堂として、東京市内で最も被害の大きかった被服廠跡に、震災7年後の昭和5年(1930)に完成しました。
画像2 昭和20年の3月10日は、米軍による夜間の焼夷弾による空襲でした。目的は、木造家屋が密集する東京の下町に散在する町工場と一緒に一般住宅も焼き払うことにあったといわれます。米軍は、日本の中小企業が軍需産業の生産拠点となっているためと理由づけをしていました。 実施を3月10日に選んだ理由は、延焼効果の高い風の強い日と気象予測されたためでした。
画像3 午後3時くらいでしたから、慰霊に訪れる人はまばらで、慰霊堂は写真のように閑散としていました。
画像4 しかし、慰霊堂に訪れる人は僅かですが、絶えることはありません。右側奥にはスカイツリーが見えます。「水源」を翻訳した藤森かよ子さんが「スカイツリーは東京のお灯明」と言っていたのが、よく理解できます。
画像5 慰霊堂から少し離れたところにあるのが写真の東京都復興記念館です。ここは無料で関東大震災と東京大空襲の資料が展示されています。

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