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韓国映画「潔白」

これはね、多分ガッカリすると思うので特にご覧いただく必要はないのですが、ヒロインが僕の大好きな女優さんシン・ヘソンさんなので観ちゃったんです。

シン・ヘソンさんは、「彼女はキレイだった」での端役から「30だけど17です」「黄金の私の人生」「ただひとつの愛」で主演した、スラリとした浅田真央さんのような平安時代顔(褒めているんです)の女優さんです。

今回の「潔白」は、初主演の作品です。“悪人も無罪にしてしまえる”腕利き弁護士の役ですね。

平和な農村で行なわれている葬式の最中に農薬マッコリ集団毒殺事件が発生します。喪主である実の母親がその犯人として逮捕されてしまいます。被害者の一人となった村の有力者が警察や検事を抱き込み(韓国映画では、ひとつのパターンとなっています)、偽証や現場の状況証拠だけで有罪にされてしまいそうなので、母の無罪を信じて弁護人を務めるのですが…。

通常であれば、恋愛対象である強い刑事や探偵が見方として一緒に戦うのですが、この作品ではほとんどヘソンさんが真相を探って母の無罪を証明しようとします。そのために全体的に活気がないのですね。あ、幼なじみの警官が味方しますが、恋愛対象ではないので地味な存在になっています。

それに割と重要な部分がいくつか説明不足なところに不満が残ります。

通常であれば、被害者のひとりであり、かろうじて命が助かった村の有力者などが犯人…というパターンなのですが違います。一種の復讐劇なのですが、テレビドラマなどではよくある結末でもあります。まぁ「母なる証明」のようなパターンです。

シン・ヘソンさんの、ちょいとだけファニーな美貌が鑑賞できる作品ですが、観たあとにガッカリしちゃうでしょうね。

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