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塩引きは鮭のスペアリブ(骨汁追加)

僕は塩辛い(しょっぱい)のが好きで、当然の結果として高血圧なんですが、しょっぱいので何が一番好きかというと「塩鮭」です。東北では「塩引き」と言っていましたが、塩鮭(多くがムシロで巻いた新巻鮭なのかな?)というのは塩漬けした鮭を冷凍保存したもので、塩引きというのは塩漬け鮭を干したものを言うらしいですね。東北では塩引きといっていましたが、あれが干してあったものかどうかは不明です。新巻鮭を塩引きと言っていたのかもしれません。

とにかくしょっぱいのです。それを炭火で焼いて(子どもの頃はガスインフラがありませんでしたから七輪で焼きます)ご飯の上に載せて食べるのです。

だから、今でもスーパーなどに行くと塩分が多いものを選びます。切り身は高価だしキレイ過ぎて、塩引きという僕の好きな塩鮭とはイメージが違います。写真のような鮭のアラが店頭に僅かに並ぶと安いしたくさん食べられるので買い占めちゃいます(笑)。といっても、店頭に並ぶのは塩気が少ないので(写真は甘口)、焼く前に塩をぶっかけてしばらく置いてから焼きます。

フライパンに並べて焼いちゃう。けっこう身がたくさんついています.お買い得でした

魚焼きも七輪もないので、フライパンで皮に焦げ目がつくまで焼きます。焼いて縮まった鮭は「鮭のスペアリブ」です。白ご飯の上に載っけて食べ、2杯目はご飯の上に鮭を載っけてから熱湯(お茶ではありません)をかけて食べます。主体が骨のアラですから骨を飲み込まないように注意して食べます。

食べ残したたくさんの骨と脂が乗った皮も、ご飯がなくなったどんぶりに敷いて熱湯をかけて、しばらく時間を置いてからジュルジュルとすすり飲みます。骨の出汁と塩分がほどよく溶けた骨汁ですね。うちの母はこの骨汁が大好きで、塩引きでご飯をたべたあとに必ず骨汁をすすっていました。

僕もそうやって塩引きを楽しんでいますが、血圧が高いので困ったものです。塩引きをたべるときは健康よりも味を優先しちゃいます。


骨と皮だけをどんぶりに入れて
熱いお湯を注ぎます。骨汁の完成です。皮を入れると多少油っぽくなりますからご注意を



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