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別の角度から『ルックバック』がぶっ刺さった話

創作アカウントを多くフォローしているためか、私のTwitterのタイムライン、昨日一日、ルックバックで溢れてました。

この先、ネタバレを含む話がありますので、未読の方はこのリンク先からどうぞ!無料で読めちゃうなんてすごいですね!

昨日の朝、Twitterを開いたらいくつかこの作品がRTされていて、面白そうだなって、なんの前情報もなく漫画を読みました。

第一の感想が「すごい!」の一言。
私はタイムリープとか世界線とか、そういう要素の物語が大好物で、ループものと思わせてからの平行世界線、というオチ。
4コマ漫画の使い方が秀逸で、めちゃめちゃ完成度高いな!

なんて感じの読後感でした。

そしたらですね。なんとすごい漫画家さんが描いた読み切りだったということを後から知りまして!
さらに、Oasis「Don't Look Back in Anger」のメッセージとか、京アニ事件のこととか、そんなテロへのメッセージ性になんて全然気づかなかったわけですが、こうしてさりげなくそういった要素を仕込むというのも大好物で。
読んだ人の感想から、さらにこの漫画の凄さに気づいていくわけですが……

そんな感想の中に、心がぐちゃぐちゃになったとか、感情がもっていかれて何もできないとか、特に創作している方たちの心になにかぶっ刺さりまくっているようなのですよね。

私が尊敬しているプロの方たちの感想が特にそんな雰囲気で、すごい人達にめっちゃ刺さってる。でも私は、すごいとは思ったけど、感情はそんなに揺さぶられなかったわけですよ……自分も創作している身として、ああこれがプロと凡人の差なのか!?なんて変なところでめっちゃぶっ刺さってます(笑)

利き手の問題とか、最後に描いた4コマはどっちが描いたものなのかとか、まだわかってないギミック的なものがたくさんありそうで、読めば読むほど気づきがある、みたいなそういうところがすごい……っていうのが私の感想でした。

今回、美大で凶器振り回した人は完全なる悪人として描かれていましたが、一歩間違えれば、誰でもそちら側になることはあるわけで。
凶器を振り回した側の人を、違う世界線でいいから救うお話も読んでみたいと思いました。

っていうのもですね、私は魅力的な悪役というのが大好きでして!
悪役にも悪役なりの人生と信念があって、めっちゃむかつくし許せないのに憎みきれない、こうなんていうんですか、語彙、語彙が圧倒的に足りない……

実は日曜日に、劇場版メイドインアビスを観たばかりでしてね。
ここで語ることでもないしネタバレになってしまうのであまり長くは書きませんが、すごい悪役が出てくるんですよ……。今、アマプラで観れるので、ぜひ観ようね!

というわけで、ほんと、創作の世界にはすごい人っていくらでもいるんだなって。

藤本タツキ先生のお名前は、恥ずかしながら今回初めて知ったのですが、『チェンソーマン』の話題は何度かTwitterで見ていました。
面白そうだなって気になっていたので、アニメ化もきまり、ますます楽しみになりました。

すごい作品に出会って「私もこんな作品書いてみたい!」って思うことが、私の創作の原動力になっています。生きている間に、できるだけたくさん素晴らしい作品に触れたいです。

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