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Openness開かれてるということ

しばらく前から月曜日は掃除で初めている。
週末の楽しい時間をリセットする時間。
これからの一週間を気持ちよく過ごすための前戯。

3つの寝室、ヨガ部屋、仕事部屋、キッチン、ダイニング、2つのリビング、3つのトイレ。旦那も子供も出かけた後、隅々まで掃除機、モップ掛け、拭き掃除。洗濯して干して。2時間の作業で、今週いっぱい気持ちよく過ごせるのなら儲けもんだ。

私は30代になるまで定期的な掃除、片付けが苦手だった。
育った家は、普通の家庭からは想像できないくらい汚い環境だったと思う。家に何度か泥棒が入ったことがあったが、検察に来た警察官が「……何が取られているのか分からない……ですね」というくらい汚かった。笑 実際、私達も何が無くなっているのかよく考えないと分からないくらいだった。
  母は3人の子を抱えながら看護士として働いていて、ハードな仕事と子育てに終われ、片付けなんかよりも生きることに必死だった。父は優しい人だったが亭主関白で、どんなに母が必死に働いていても家事を手伝うことは無く、家を綺麗に保てない母を責め、自分は外で好き勝手なことをしてパチンコ三昧だった。模範とする大人が居ない、そんな環境で育ったから「定期的に片付ける」という習慣が身につかなかったのだ。

子供を持ってから、理想の母親になるために自分を訓練し続けて来たけれど、ここシドニーで6年間シェアメイトをとったことが成長の飛躍に繋がったと思う。常に人が家にいることは大変じゃないですか?と良く聞かれたけれど、「面目を保ちたい」という私の意識を利用した鍛錬だったから「大変」と思ったことは無かった。

結婚して、離婚して、再婚して、「理想の自分」に近づける鍛錬を続けてもう20年。数字にするとすごく長い時間自己鍛錬してきたんだって感じる。そして…やっと、やっと、汚くなる前に綺麗にする、という技を習得した。
タッタラターン♪クミコは にんげんレベル168にあがった!

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今、性について学んで、それについて赤裸々にブログも書いているけれど、トイレ掃除が苦手な人は自分の性とも向き合いづらい人なんじゃないかと気付いた。

おしっこやウンチを汚いものと捉える。
汚いものを排出する所だから、できるだけ触りたくない、みたいな。
自分の性器も同じように見てるんじゃないかな。

私もそんな一人だった。
トイレ掃除嫌いだった。
自分のアソコが嫌いだった。
でも、今はトイレを綺麗に保ちたくてしょうがない。
アソコをいつも綺麗にして愛撫してあげたくてたまらない。
どちらも、家中、体中の中で一番美しい場所にしたいと思っている。

そんな事を思いながら、ふと私の二十歳になる長男のことを思い出した。彼は今年の初めから一人で日本へ帰国して、今フルタイムで働きながら親戚も友達もいない埼玉で一人暮らをしている。(←何気に息子自慢。本当に親として誇らしい息子だから)

彼がしばらく前言ったことに、私は絶句した。

「オレ、トイレ掃除は素手でやるよ。何も汚いと思わないもん。手は洗えばいいし、素手の方がきっちり綺麗にできるから」

びっくりした。
私は手袋しててもやりたくない。それをこの子は素手で!
その時は「えーーーやだー、母ちゃんは無理。ってか凄いけど汚くない?」と、彼の意識が理解できなかった。

今も、素手でやれるか…と言われたら…
まだ無理。凄いな、私の息子は。子供は先生。本当にそう思う。

あ、考察ついでにもう1つ。急な来訪が苦手な人。
そういう方は、隠していることがたくさんあるんじゃないかな、とも思う。
綺麗であっても、無くても、自分のスペース(家=心)をオープンにできる人は心もオープン。

私の家は、いつでもWelcomeな場所

いつでもおいでくださいませ。
お待ちしております♪

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9/7の考察
「私の家は、いつでもWelcomeな場所」なんてさ、
いい子ぶりっ子もいいとこだぜ。
そんなわけあるか。自分の部屋にいつでも入って来ていいよって言ってるようなもんだ。オナニーしてる時は入ってくんな!だよね。相手も入って来たくないし。私は間違っていました。ごめんなさい。ちょっぴり大人になりました。





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