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急性虫垂炎(盲腸)の手術&入院きろく。


今回は、急性虫垂炎(盲腸)の手術&入院の記録。


「盲腸」という言葉で聞いたことがある方が多いかと思いますが、実際はどうなのか詳しくは知らない方も多いのではないのかな?と。

※ちなみに、私は「お腹の激痛で手術する」というイメージがありました。


実際なった後、インターネットで検索し出てきた方の記録が参考になり、有り難かったです。なので今度は私が誰かのお役に立てるかも?と思い、4日間の入院生活の記録を残してみました。


【1日目①〜手術が決まるまで】 


・仕事が終わり家に帰ってきて夜。急にお腹が痛くなるが、マッサージの好転反応かな?と勘違い(笑)が、なぜかいっこうになおらない。どうしようこれ大丈夫かな夜間の病院行った方がいいかな?いやでもいうて腹痛だけだし大げさか...と頭の中は若干パニック(この時間が本当に苦手)。

結果、夜ご飯を食べずにとりあえず寝て明日の朝なおっていなかったら病院へ行くことに。よしじゃあ寝ようと布団に入るが痛くて寝れない(その後音楽を聞いて気を紛らせ、何度か目覚めつつもなんとか寝る)

・朝。やっぱりまだ痛いが「いやでも熱ないし腹痛だけで病院...大げさかな」と思いつつも近くの病院へ。
外に出ると、お腹を押さえてゆっくりじゃないと歩けない。ようやくなんかおかしいぞ...と思いはじめる。

・病院へ。「今日はどうされました?」と聞いて下さった受付の方に「昨夜からお腹が痛いのがなおらなくて...」と伝えると怪訝な顔をされる。そして、診察で急性虫垂炎(盲腸)か憩室炎だろうと言われ「え、よく聞く盲腸!?」と驚く。そのまま別の病院へ行って詳しい検査を受けることに。

・広い院内で血液検査やドーム型のCTスキャン(?)などを地図片手にまわって受け、結果は急性虫垂炎(盲腸)。

最初に行った病院ではおへそ周り全体が痛かったのだが、ここでは腹部右下に痛みが移動していて、「教科書通りの急性虫垂炎ですね〜」と(笑)

緊急手術→そのまま入院をすることに。まさかこんなことになるとは......(泣)
内心は「え、手術は今からなの?そのまま入院?まじか!(うそでしょ最初は病院行ったらそのまま仕事行くつもりだったんだよおおお)」と一人で大騒ぎでした(笑)


【1日目②手術前】 


・そもそも急性虫垂炎(盲腸)とは、盲腸そのものではなく盲腸に付いている虫垂の炎症で、それが急に起こるから、「急性虫垂炎」と言うと説明して頂いた。
(これまで「盲腸」が痛くなるのだと思っていた)

・手術は、腹腔鏡下虫垂切除術(ふくくうきょうかちゅうすいせつじょじゅつ)。お腹の3ヶ所に穴?が開きました。

詳細は⇩

・説明聞いて同意書などにサイン→検査・準備→あっという間に手術!(緊急手術なのでそりゃそうだが)はやいよ〜心の準備が〜〜

・全身麻酔って呼吸止まるから人工呼吸器付けるのね...麻酔科の先生から説明を聞きはじめて知ったのでびっくり。そして意識がない間に呼吸が止まることへの不安(笑)

・ただでさえ病院が苦手なので、本物のオペ室にびびり、手術がはじまるまで看護師さんにやたら話しかけまくる

・オペ室でやたら明るい洋楽が流れており、聞くと「患者さんに合わせて」セレクトされてるそう(笑)やたら明るいくらいで有り難かった(笑)

・「寝て起きたら終わってるよ^ ^」と言われたが本当にそう。「そろそろ眠くなると思います〜!」と言われた直後にあ、寝るわこれと思った次は病室のベットの上で話しかけられてた。いつの間に終わったのね。


【1日目③手術後】 


・起きた時は、酸素マスク・脈や酸素量を測る機械・点滴などなど身体に繋がっているものが多い

・人工呼吸器を付けた影響で若干喉が痛いが、それよりお腹の手術痕が痛いので寝たきり状態のままとにかく動けない。
身体を横に向けるなど寝返りができない、頭から斜めになっているベットからズリズリと下がってきても元にもどれない、笑うとお腹痛い...など。
寝たまま指差し「あれ取って」とお願いするしかない。
これまで意識したことなかったけど、動く時にお腹って思った以上に使うんだなぁと...これまで自由に動けていたことに今更ながら感謝。

・(手術前もだけど)飲み物食べ物NG。喉の乾きはうがいで対処。動けないのでもちろんベットの上で。 

・夜は寝て起きてのエンドレス。お腹痛いわ喉は渇くわ寝返り打てないわ、、なかなか寝れなーい


【2日目】


・ベットから見える朝日が綺麗(笑)

・久しぶりに?起き上がるので顔色悪くなる(血圧下がってぼーっとしてしまう)→点滴につかまりながら猫背でゆっくり歩ける・トイレに行けるように

・でもそんなに歩けないので検査時は車椅子で院内を移動

・ようやくお水OK→夕食からお粥などの食事OK、約2日間の絶食生活が終わった

・ベットの高さをリモコンで操作するのだが、平らにするとお腹が痛い。平らの方がお腹使うんだ...(一つ学んだ)

・1日目よりも寝れるようになった、嬉しい。


【3日目】


・点滴終わり、身体に付いていたものが全部なくなった

・シャワーならOKに

・身体を横に向けやすくなった・昨日より歩くスピードが若干はやくなった


【4日目】 


・もちろん痛みはあるが、やっと横向きで寝れる...嬉しい

・お腹をかばうように猫背で歩いているため、肩がこって痛い(笑)
※調べていたら、肩こりは腹腔鏡下手術でお腹に空気を入れるため、特有の合併症(気腹)らしい...猫背歩きとのダブルパンチな気がする

・お粥生活→朝から白米に

・血液検査をして退院が決定!この4日間で色々ありすぎて、なんだか頭がついていかないまま終わった感じです...(笑)

・トータルの費用は15万円程。そこから限度額適用認定証or高額療養費(払い戻し)で、収入に合わせた負担額になりました。


【4日間を通して考えたこと・学んだこと】 


・大げさかと迷ったが、病院行って本当に良かった...(泣)
また、家の近くの病院の有無、駅から家の距離って大切だなぁと思いました。どちらとも体調不良時に遠いと大変。

・病院・点滴注射など痛いのが超苦手&びびりなのですが、手術できました。

・絶食・寝たきり→動けるようになるまでのスピードが自分の想像よりはやくて、人間の回復力に驚き。

・とにかく、これまで自由に動けた・食べられたことに対しての感謝。

立つ・座る・歩く・しゃがむ・手を伸ばしてものを取る・物を持つ・寝転がる...

お腹って意識していないだけで、ありとあらゆる動作でこんなに使っていたなんて。健康は何よりの宝物でした...(泣)(今更気づく)

・母へ。急遽仕事を休み、遠くから来てくれてありがとう。そのまま入院&動けないので、入院の手続きの残りや着替えの持ち帰り、飲み物テレビカードの購入などなど本当に助かりました...。
※ソーシャルワーカーとして学んだこと(後ほど別で投稿予定)と重なりますが、頼れる人がいない場合かなり大変、どうするんやろ...と思いました。



ならないことを願いつつ、もしなってしまった時はこの記録が少しでもお役に立てたらいいなぁ。

以上、急性虫垂炎(盲腸)の手術&入院の記録でした。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!わーい^^