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Clubhouseは、Foodieの会員制プラットホームじゃなかった。

さて。ちまたを賑わせるクラブハウス。
私も不覚にもここ2-3日はまっている。あんなに胡散臭いと思ってたのに。

最初にClubhouseを知ったのは、確か月曜のお昼過ぎくらいだったっけ。
Facebookで誰かがClubhouseに招待してくれと断末魔のような呟きをしていて
なんだそれは。きっと(東京の)イケイケ美食グルメ界隈の、なかなか予約のとれないレストランの席をキープする会員制サービスみたいなものだと想起していて
特に調べもせず、騒いでいるクラスタ(ひとの特性)を見ては、ちょっと冷ややかな目線で見てました。

もうちょい様子を見てたら、なんか様相が違うことに気づく。
IT界隈のエンジニア、美食家じゃない技術やサービス寄りの知人たちの騒ぎを見て、やっと音声交流アプリらしいとわかった。

1月27日からどんどこと友達が吸い込まれていくけど
怪しさは消えない。招待してくれ、招待できますの押し売りと
「Clubhouse始めました。」のどや感がどうしても馴染めない。

同じような考えのひとがより一層、コミュニティに籠っていく感覚に危うさを感じる。

と思ってたら28日昼に、一緒に仕事を組み立てている友人ふたりから別々に
clubhouseをやらないかと連絡が来る。ひとりは、数々の顧問を務めるIT系の友人。もうひとりは、Webエンジニアの友人。このふたりに言われたら、怪しさ満点でもやらない手は無い。やってみてから感想を言えばいい。
で、アプリをインストールして待ってたら、ものの30分くらいで登録されてたよ。

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登録して当初も、電話番号のアドレス帳を抜かれるから胡散臭い、胡散臭さ満載なのだけど
じきにそれも気にならなくなる。なぜなら、ユーザー体験が圧倒的におもしろいから。。(危険だよね)

取り急ぎ、いまの感想を箇条書きをすると、

・声の調子、話している言葉や内容は性格と知性が出る。信頼できる知人の知人や、知らない人と違和感なくつながれる。ネットワーキング向き。一定の理解をした上でフォローしたくなる。

・会話でスピーカーの関係性が見える。投資家、起業家、有名人芸能人などの関係性をみるのは新鮮で興味深かった。

・普段気軽に話を聴けない投資家の見立てや視点など、興味深い。私は未来のことを考えるのが好きだから、ついつい聴いてしまう。元はまったくイメージがなかった投資家や、あまりよいイメージを持ってなかった有名人の頭の回転や気遣い、知性を発見して、なんとなくザッピングしているとき追ってしまう。逆も然り。何もイメージを持ってなかった有名人が、なるほどぉ…(略)ということもある。素っぽい会話に人柄や知性は現れるね。

・情報収集ツールでもあるけど、人間関係拡大ツールなんじゃないかな。
お互いを知っているけど、なかなか接点がなかったり話せなかったりする同業者が集まるルームはニーズあるだろうなぁと思う。漫画家の友達は、漫画家や編集者が集うルームに数時間入り浸ってる。
ここ最近、Clubhouseのタモリさんみたいな編集者のひととも何回か絡んでる。音声のこの親しみ易さはなんだろう。

広瀬香美さんが平日の午前中にサービスで弾き語りしてる生っぽい感じとか、落合陽一さんののめり込みっぷりとか(一日にぽっと何回も番組をつくってらっしゃる)
芸能人は相変わらず知名度では強いけど、このプラットホームでは話している内容とかでならされていくのだろうなぁと思う。
自己肯定感マウンティング祭りにずっと付き合うほどみんな暇じゃないものなぁ。

さて、私はどう使おうか。
投げ銭ウェディングの公開ブレストとかかなぁ

お時間いただきありがとうございます。