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柄の見本例

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組み紐の教本や作り方の本では、配色や配置の図は載ってても、実際にどんな柄になるのかが記載されていなかったり、一部の定型?オーソドックスな名前の付いている組み方のみの記載だったりし…
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【平唐(20玉)】

【平唐(20玉)】

今回は、【平唐(20玉)】です。
平 と名が付くので、平組かと思いきや、
玉の動きが回転していくので丸組と思いましたが、注意書きに‘押さえる’とあり、角組に落ち着きました。
組んでる間に押さえてても楕円形に成りやすいので、台から外した後にしっかり押さえると角組になります。

基本の配置は2色で縦柄です。
一応確認の為に一方を2色(2:1:1)にして、柄の確認をしましたが、
玉の動きを見れば想像が出

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【複鱗(24玉)】

【複鱗(24玉)】

今回は、【複鱗】の配置と柄の確認です。

24玉の内、
 耳糸 12玉 (紺)
 中央 8玉 (黄色)
 わき 4玉 (白)
と、決まっています。

耳糸・中央・わき は、左右で移動・角組・縦移動と各々違う玉の動きをします。
そのため、わき が凹んで居るのが特徴です。

又、よりかけ をしっかりかけなければ柄がハッキリしないので、しっかり よりかけ をします。

と、いう事で、
1色ではなく、耳糸

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【二重漣】(24玉)

【二重漣】(24玉)

今回は、平組の【二重漣(24玉)】の柄の見本です。
配置が決まっている組み方です。


色糸 8玉   白
その他 16玉   変わり糸(薄ピンク⇄濃いピンク)

【さざなみ(漣)】は16玉で、手順によって 山 柄と 谷 柄が有りました。
今回の【二重漣】は W か M 柄といった感じに仕上がります。

では、どうぞ( ゚∀゚)つ

配置



配置



如何でしたか?

変わり糸(段染め

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【一枚高麗がらみ(16玉)】

【一枚高麗がらみ(16玉)】

今回は、〔平組〕の【一枚高麗がらみ(16玉)】です。
【一枚高麗がらみ】は柄(配置が決まっている)に名前の付いている組み方です。
玉数は(16玉)となっていますが、
1玉に2持と、半持と、太さが違う為
太さは26持分になります。

◎用意する糸
12玉 2持
4  玉  0.5持

では、どうぞ( ゚∀゚)つ

亀甲柄(二色)配置



横じま(三色)配置



如何でしたか?今回は、一色では

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【桜貝(28玉)】

【桜貝(28玉)】

今回は、【桜貝(28玉)】です。
(横糸が有るので長方形の〔角組〕となるのか、玉の移動を考えると〔平組〕なのか不明です。)
20玉
8  玉 横糸(長尺)







①4色(縦)配置(グラデーション)

本来は1色で組むのが良いと思ったのですが、一応確認の為に色を変えて組んでみました。
※20玉の所を、16玉に変更



②2色(横)配置

①を組んで居る時に気になった配置です。
※2

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【変り冠(松葉)(24玉)】

【変り冠(松葉)(24玉)】

今回は、〔角組〕の【変り冠(松葉)】24玉の柄の見本です。
柄の配置は、レジメに書いてある配置が2種類ですが、
変わり糸を使用した際に、意識して配置をしたので、その他の配置が2つ追加されています。

では、どうぞ

柄①色糸 四玉(深緑)
地色 二十玉(白⇄紫の変り糸、白)

配置



※V字?山型?
表裏の柄が変わる。

柄②色糸 八玉(深い黄緑)
地色 十六玉 変わり糸
(8玉:黄色→灰色

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【石垣(16玉)】3種類の内〔丸〕〔角〕

【石垣(16玉)】3種類の内〔丸〕〔角〕

今回は、前記事の【石垣(16玉)〔籠〕】以外の〔丸〕と〔角〕の柄を記載します。
なお、手順の内、組む回数が違うだけで、配置による柄の変化は有りません。

配置は【石垣〔籠〕】(1:1:1:1)の記事の
配置① 縦柄
を基本にしています。

但し、個人的趣味で、変わり糸を使用した為、対角で同色となるべき所が一部違う色になっています。

では、どうぞ( ´∀`)/~~

【石垣(丸)】

配置


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組み紐 柄の見本【変わり江戸 3回まわし】

組み紐 柄の見本【変わり江戸 3回まわし】

今回は、〔丸組〕【変わり江戸】の3回バージョンです。
2色(1:1)の配置7種類の柄の確認をしていきます。

【江戸組】と2回まわしの【変わり江戸】との違いが楽しみです。

では、興味のある方はどうぞ(^o^)

配置①・②・④・⑦柄

配置③柄(右上 斜め)

配置⑤柄(左上 斜め)

配置⑥柄

おまけ(切り返し)

如何でしたか?教室では、〔結び〕様に組んだ【組み方】だったと記憶しています。

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柄の見本【石垣〔籠〕(16玉)】2色(1:1)

柄の見本【石垣〔籠〕(16玉)】2色(1:1)

今回は、前回の4色(1:1:1:1)では解りづらいと感じた配置を中心に記事にしました。

では、どうぞ(^-^)/

縦(太)

配置





配置



✔️の柄

配置



ギザギザ

配置



如何でしたか?

縦(細)は4色(1:1:1:1)で確認下さい。

思っていた以上に面白い柄が出て、組んでみて良かったと思いました。

参考になれば幸いです。

柄の見本【石垣〔籠〕(16玉)】4色(1:1:1:1)

柄の見本【石垣〔籠〕(16玉)】4色(1:1:1:1)

今回は、【石垣(16玉)】を4色(1:1:1:1)で柄の確認をしていきます。

先ず、【石垣】ですが、【四ツ組】の応用の印象で、手順は4つです。
しかし、【四ツ組】の回数によって、〔丸〕〔角〕〔籠〕の3種になります。
初めて組んだ時は、一色で3つの種類を試し、各々形が違う事は確認しましたが、
色の配置は、試していませんでしたので、
今回は4色(1:1:1:1)を組んで行きます。

では、どうぞ( 

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柄の見本【江戸太細(8玉)】

柄の見本【江戸太細(8玉)】

今回は、6:1の比率で糸をセッティングした場合の【江戸組】の応用です。

基本の例は以下の通りです。
例:ベルト
A色 3モチ × 2玉(太)
  0.5モチ × 4玉(細)
B色 3モチ × 2玉(太)

例:帯締め
A色 6モチ × 2玉(太)
     1モチ × 4玉(細)
B色 6モチ × 2玉(太)

以下からは、太:細=6:1ではなく、
(太)を42ミコ
(細)を15ミコ
で組みまし

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【綾竹(16+2玉)】と【耳かくし(綾竹)】

【綾竹(16+2玉)】と【耳かくし(綾竹)】

今回は、【綾竹】です。
横糸が見える【綾竹】と、横糸が見えない【耳かくし(綾竹)】を組んで行きます。

本来は24玉(の様)ですが、16玉でも大丈夫との事で、16玉で組みます。

横糸 と呼んでいる、2玉(ミコ数が少ない)を別途準備する必要のある、独特の組み方です。
上下の移動なので、柄は想像出来るので、組む時の注意点など、備忘録的な記事になります。

糸の準備で、習ったのは
16玉、一持 28 

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柄の見本【唐組(16玉)】色々

柄の見本【唐組(16玉)】色々

今回は、【唐組(16玉)】を様々なパターンで、組んで行きます。

基本パターン本来は
地色 12玉
色糸 4玉
です。

配置

(地色:ピンク 色糸:白)



(色の選択を間違えて見辛く成りました( ̄~ ̄;)

パターン①前回試した、4色(1:1:1:1)で、色糸の意味の重要性が解ったので
敢えて、2色(1:1)で組んで、柄の確認をしたいと思いました。

色糸は同色で、地色の配置の確認をしま

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柄の見本【唐組(16玉)】4色

柄の見本【唐組(16玉)】4色

今回は、【さざなみ:山・谷】の応用の【唐組】です。
あるいは、【唐組】から派生したのが【さざなみ:山・谷】かも知れません。

基本
色糸:4玉(中心に配置)
地糸:12玉

今回は基本ではなく、その他の柄を確認したく糸の移動した軌跡が判り易い様に、【唐組(16玉)】4色(1:1:1:1)で組んでいきます。

なお、【さざなみ】で上下の玉を異色にすると明確な柄にならない事が判明した為、上下を同色で配

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