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優しくなれる食事の鍵は「塩」?

今日は、外国人最年少でフランスでミシュランの星を獲得されたことで有名な松嶋啓介さんのレストランで、塩を使わないお料理をいただきました。(しかも、お話も聞けて1500円!)

松嶋啓介シェフによると、野菜も肉も生きるために必要な塩を抱えていて、それを生かせば、塩を使う必要がないし、素材が持つウマミを引き出せば、ハーブだけで、ほかの調味料もいらないとのこと。

人間にとって、「美味しい」と感じる器官は、脳と腸だそうで、脳は口に入れた瞬間に「美味しい!」と感じる即効性のもので、腸はいくつものレセプターを持っていて、じわじわと美味しさを感じ続けるそうです。そして、脳の方がすぐに反応するのが、塩。腸の方は、野菜や肉が持っているウマミにじわじわと反応するとのこと。

最先端の研究でも、心は腸にあるという説もあるくらいで、美味しさをどこで感じるか、どんなものを食べているかで、ストレスも変わっていくとのこと。腸が喜ぶ料理を食べていれば、優しくなれる。だから、子供が思春期などに、塩や調味料を多用しない料理を作ることで、子供たちの心の状態も変わるし、仕事でストレスいっぱいの家族の心も穏やかになれる。

じゃあ、塩を使わずにどうやって料理を作るか。それは時間をかけることだそう。時間をかけてじっくり焼くこと。

今日のランチメニューは、時間をかけて野菜と一緒にゆっくり焼いたローストチキン。塩は一切使っていないのに、甘さが引き立つ美味しさでした。

時間をかけて、本来持っているものを引き出す・・仕事にも通じますね。。



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