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白内障手術あれこれ・・・・

今日の記事は長くなります。
白内障のお話ですので、これからされようと思っている方の参考になればと思い、記事にいたします。必要のない方は飛ばしてくださいね・



前記事にてつぶやきましたが、白内障の手術が昨日、両目とも完了。
先週に片目をして、作日片方を・・・これでやっと終了(*_*;
先週の手術前は怖くて怖くて・・・・心拍数が激上がり!
でも、手術後の素晴らしい視界! もう感動致しました。
私の周りはこんなに美しい景色だったのかと・・・

だから、本日のもう一方の手術はちっとも怖くなくて、両目であの美しい視界を体験できるのが楽しみで楽しみで・・・。

作日はまだ手術したてで、ぼんやりした視界でしたが、今日などは明るくて見やすくって、再びの感動です。

執刀してくださった先生は、評判通りの腕のいい先生だったようで、そのレンズの持つ性能の平均の視力を上回る結果を出してくださいました。
(必ず、性能との誤差は出るものらしいです)

私は強度近視でありまして、視力検査表で一番上の大きな輪っかが見えないのであります。
近視歴は中3の頃から・・・、一時期は視力向上の電気を当てる治療を受けたりもしましたが、効果なくて、やむなくコンタクトレンズが出始めの頃でありましたが、お小遣いを貯めて親にも言わず、自分で勝手にレンズを入れました。
思春期の「見た目重視」のワタシには、眼鏡なんてとんでもなく嫌でした。

40歳前半までずっとコンタクトレンズで過ごしましたが、寄る年波に勝てず、段々コンタクトレンズが目に負担になり、眼鏡に変えました。
ずっとずっと眼鏡無しで過ごしたかったけれど。

クリニックを訪れ、視力検査や諸々の検査をして、先生と面談を経て予約致しました。
そして、手術予約から実際の手術まで、たっぷり時間があったので、みっちり白内障について勉強いたしました。
眼内レンズについてとか、数あるレンズの中のどのレンズが私に合うのか?とか・・・

単焦点にするのか?多焦点にするのか?
メリットもデメリットもしっかりと勉強しました。
YouTubeで何人かの眼科医の方々の動画を参考にさせていただき、自分に合ったレンズを決めました。
鮮明な見え方の単焦点に・・・多焦点は便利だけど、見え方はやっぱり単焦点には劣ると結論付けしました。

もう一つ決めなければいけないのはピントの合う位置(焦点距離)。
遠方合わせにするのか? 手元合わせにするのか?
今まで眼鏡をかけていた人は、近視を残して遠方は眼鏡使用にして、
手元を裸眼で見えるようにするのが一般的だそうです。

予約時のレンズ説明を受けた時も、先生にそう言われて、やっぱ眼鏡からは離れられないのかとがっかりしながら、手元合わせに同意致しました。
これで今まで通り日常的に眼鏡を着用になりました。

でも家に帰って、待てよ? 私ってそれでいいの?
煩わしい眼鏡とおさらばしたいよね? 
最近はあまり本も読まないよね? 手芸もあまり進まないよね?
一日にどれだけ手元の作業をするの? それこそ老眼鏡使用でいいんじゃないの?
そう思うと、・・・・いくら先生に勧められても、私の生活は私しか分からないじゃないの?
って事で~・・・・いったん決めた方針を「もう一度面談したい」と連絡を入れて先生の提案を覆してしまいました。嫌な患者だと思われたに違いありません。
「○○さんは眼鏡使用は構わないと言われましたよね?」なんて嫌味を言われましたが、一応私の考えに耳を傾けていただけました。

「私はほとんど家庭内で過ごすことが多いです。そして本も最近は根気が続かず、長時間読むことは無く家事の合間合間で見るくらいです。だから裸眼で家庭内での不便さが無い程度の視力があればいいと思っています。
遠方合わせというよりも中間合わせでは如何でしょうか?」って言いました。

「それでは、-0.5Dあたりにしましょうかね?」と言われ、私も事前に勉強して、この数字がいいなと思っていましたので、先生が先に言って下さったのを嬉しく思いました。(心の中でやったー♪)

 ※ D(ジオプター)とは、レンズの度数の単位です。
ジオプターの数字でそのレンズの焦点距離を計算できます。
この-0.5Dを例に言うと、0.5を分母にして1を分子にして計算します。
つまり1わる0.5を計算するのです。答えは2です。
つまり焦点距離は2mという事になります。これが遠方側の距離。
手元側の距離を出すには0.5+1=1.5 これを分母に置きます。
同じように1割る1.5を計算します。 答えは約0.7 つまり70cm

私の右目のレンズのピントは 2m~70cm に合っています。
ピントがそうだからと言って、それ以上、それ以下の距離はまったく見えないのかと言うとそうではありません。少しぼやけるだけです。
大体平均で遠方は0.8の視力と言われています。これだけあれば、自動車の免許も眼鏡無しで通りますね。私は運転はしないのですが。

手元は?と言うと70cm。視力で言うと0.6位かな?
あくまで平均です・・・必ずレンズが持つ性能になるとは限らず、誤差は必ず出るものだそうです。
因みに文字を認識できる限度が0.6と言われているようです。
だから私はギリギリですね。手をいっぱい前に突き出しても見えるかなぁ~?の状態ですね。でも小さい字でなければなんとか見えます。
そしてパソコンの画面ははっきり見える距離ですね。
そして、スマホ・・・これはスマホのデフォルトを特大に設定しておけばしっかり見えます。もしくは指で画面を広げるなどして・・・

先生は「手元はやっぱり老眼鏡を用意しておいた方が良いでしょう」とおっしゃいました。確かに文庫本のような小さな文字は少し厳しいかもしれないなと思ってました。

そこで・・・・
私はいろいろ勉強した中で、気になる手法を・・・・
「あのう~先生、モノビジョンという考え方は先生としてはどうお考えでしょうか?」 ド素人が生意気な質問をあえてしてしまいました。

「あれはね、なかなか難しいですよ。思うような結果が必ず出るとは限らないので・・・誤差が出ますからね。
私も施術したことはありますが・・・。

※ モノビジョン・・・左右のレンズの度数を変えることによって焦点距離を広げる効果がある。
片方ずつ遠方と手元とに焦点距離を振り分け、見える範囲を広げる事です。
つまり、例えばですが右目で遠くを見て、左で手元を見るという・・・
でもこれは医師によって考え方が様々・・・・

大きくレンズの焦点距離を変えるのは弊害が多いので、使わない医師がいらっしゃいます。
弊害としては、①あまり差が大きいと、見えると言っても視界の端の方はぼやけて見えたり見えてるようで二重に見えたりで、すっきりしないので気分が悪くなる。
②遠近感が損なわれる。(これはスポーツをする人や車の運転をする人には不向き)

でも、差を少し(0.5D内)に収めると、さほど違和感が出ないそうです。
これをマイクロモノビジョンと言います。
私はこれを希望していました。
私がこれを希望していると察した先生は・・・こんな提案をしてくださいました。

先生の提案は・・・このマイクロモノビジョンで、右は-0.5Dにして、左は-1Dにするというものです。
これだと、左右の差が0.5以内で、ピントが1m~50cmまで見えるという事になります。
両方を合わせると2m~50cmまでピントが合うという事になります。

うんうん。そうよねぇ~。私もそれを狙っていました。
いや、0.75でもいいかな?とか思っていたけど、誤差を考えると安全圏を狙って1Dに広げる方が良いかもねって納得しました。

結果は?・・・素晴らしい結果を出してくださいました。
まだ安定した状態ではないので、何とも言えないですが、何と文庫本の小さい文字も手元40cmでも見えます!

遠方(右目)は視力検査で0.9まで見えました。
平均は0.8と言われてますが、超えました。

今日は昨日した左目を検査します。
私が実際に本を読んでみるに、十分見えますので、かなりいい成績が出るんじゃないでしょうか。

いや~~!本当に先生に感謝しかありません。
眼鏡よ、完全にサラバじゃ!

こんな面倒くさい、生意気なド素人の患者を、いい結果に導いて下さり、嬉しい限りです。

長々と綴りましたが、読んでくださった方、ありがとうございます!

さて、今からクリニックに行って来ます。
毎日3日間の検査をしなければなりません。
行ってきま~す♪


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