教職員組合の難題
蒸し暑い一日ですね。
さて、教職員組合の難題について。真夏に堅苦しい話ですね。
教職員組合は、その名の通り教職員の団体で、先生方の待遇や働き方を行政と交渉するんですね。また、先生方のイベントもやります。
で、この、「待遇や働き方を行政と交渉」というところに難題があります。
教職員組合が行政と交渉して、ボーナスや給料が上がったとしますね。
すると、教職員組合に入っていない(つまり、組合費=会費みたいなものは払っていないし、組合の用事もしなくて良い)人も、ボーナスや給料が上がるんですよ。
働き方についても同様。教職員組合が行政と交渉して休暇や権利が充実したとすると、教職員組合に入っていない人もその休暇や権利を利用できます。
どうですか?
教職員組合に入らず、組合費=会費みたいなものは払わず、組合の用事はせずでも、組合の効果というか活動の成果である上がった給与やボーナスは受け取れるし、権利や休暇も使える。
となると、教職員組合に入らない方が、得ではないか、コスパが良いのではないか。
ここに、教職員組合の難題があります。
ただ、必ずしも、教職員組合に入らない方が得とは言い切れない、良いとは言い切れない、かと思っています。
というのは、教職員組合って、まぁ労働組合なんですね。
そこで、交渉で給与やボーナスを上げたり権利や休暇を充実させるのに必要になるのって、「大勢が教職員組合に入っている」という数の力なんですね。
古いかもしれないですが、数の力って今でも結構重要なんですよ。
そこで、ほとんどの人が「教職員組合に入らない方が得だ」と思って誰も教職員組合にいなくなったら、どうでしょうね。
「給与やボーナスを上げて欲しい」「権利や休暇を充実させてほしい」と交渉で頼んでも、少数の考えとして一蹴されてしまいかねない。
となると、組合費や用事は負担せずに組合の成果を使おうとしても、そもそもその組合の成果がなくなってしまう。
給料やボーナスは上がらず、権利や休暇は改善されず、となってしまう。
そうすると、やはり長い目で考えると、教職員組合に入った方が良いことがあるんじゃないかな、と思うんですね。
まぁ、考えは色々ではありますが。
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