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そもそも教職員組合って何者な

青空のきれいな一日でした。
青春の似合う青空でしたね。

さて聞いた話では、そもそも「組合」って何なんだって声も結構今の先生にはあるようですね。

教職員組合、まぁよく「組合」って言いますけども、確かに何者なんでしょうね(笑)
組み合う、って字からして、何かを協力してやるんですかね。

そうなんですよ。
組合、教職員組合は、
教師生活を良くするために、みんなで力を出し合おう、っていう団体です。
みんなで力を出し合ってって何だか学校やクラスの目標みたいですね。

教師生活を良くする、ってこれまた何だか話が大きすぎてなんじゃそりゃなんですが、大きくは、自分たちのため、子どもたちのため動いています。
まず自分たちのための話。
教師生活っていうと職業生活ですね。となると、給与やボーナスをもらいます。その給与やボーナス、多い方が良いですね。でも、自分で「もっと年収欲しいなぁ」と思ってるだけでは何も進みませんし、また個人で県の教育委員会や教育長に電話しても特に変わりません。
そこで、教職員組合は、行政と「もっと給与やボーナスを上げて欲しい」と交渉します。この交渉、法律でも認められています。ご安心を。
そして、実際に給与やボーナスは上がっています。
また、教師生活というと大きい話、人生ですよね。結婚出産育児とあり得ますし、病気になることもあり得ます。そんな時に休みや休暇が適切に取れるよう、これまた行政と交渉しています。
人生何が起こるかわかりません、良くも悪くも。そんな時も仕事を失わないよう、教職員組合は頑張っています。

もう一つは子どもたちのため。
教師になった以上、子どもたちのために、良い授業、良い教育をしたいですよね。
そのためには時間的余裕が必要。なので、長時間労働を改善して欲しい、人員を増やして欲しい、業務を精選して欲しいと行政と交渉しています。
また、良い教育をするためには、自分自身の力量を高めることも大事。その力量を高めるために、見聞を広めるために、自主的な学習会や交流会も行っています。
良い教育をするための、時間、自分をつくる。そんな活動をしています。

で、力を出し合って、というのは、こうした活動をするにはお金もかかりますし、活動や運営を仕切る人もいます。
なので、教職員組合に入ると組合費という形でお金がかかり、行事の時は運営スタッフになったり、教職員組合もまた組織なのでその運営委員(執行委員とか言います)になったりします。

どうですか?
えー、お金もかかるし運営に関わったり、面倒だって思いました?
いやまぁ、負担な面もありますよ。
でもね、これ、誰も負担しなかったらどうですかね。
誰も給与やボーナスや休暇について声を上げない、学び合おうとしない、多忙を改善しようとしない、そんな先生ばかりだと、学校の未来、暗くなっちゃいませんかねぇ。

まぁ、参加は自由です、公立学校の教職員組合。
でも、先生にも子どもにも良い学校にしようってみんなで協力するのって、結構いいと自分は思いますね。

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