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"8一と1級"と"てりな二段"との対局

 本記事では、TwitterのFFさんである8一と1級とてりな二段との対局を振り返ります。(段級位は、将棋ウォーズによる。)8一と初段とは令和4年9月15日に対局し、てりな二段とは本日(令和4年9月24日)に対局しました。では早速振り返ります。

1.8一と1級戦

 8一と1級とは、昨年からFFの関係で、仲良くしていただいています。将棋は努力家で、仕事の日でも毎日詰将棋を100問解いたり、棋書でコンスタントに勉強されています。私も一時期は、休日は10時間くらい将棋の勉強をしていた時もありましたが、最近はサボっています(笑)
 さて、持ち時間は15分60秒で対局がスタートしました。戦型は先手の8一と1級の向かい飛車に対し、私は三間飛車で対抗しました。つまり、よく見られる、オーソドックスな相振り飛車戦です。序盤は、お互いテンポよく進みました。序盤は少し作戦勝ちなったかなと思っていました。

 下の図の局面は6四歩と突いて、先手の3一角成りを防げば有利なのは明らかでした。

 本譜は、△2四角▲3一角成と進行しました。感想戦で、8一と1級は自分だけ桂馬が取れるので悪くないと仰られていたと思います。
 さて、ソフト最善手のこの△6四歩ですが、一見同角と取られて無意味な感じがしますが、この瞬間に△6六歩と打てば▲7八銀△2四角で優勢でした。


 上の図の局面から数手進み、形勢は互角ですが、下の図の局面で悪手を指しました。

 その悪手は、△8八馬です。飛車が好きな初心者みたいな手で、酷いの一言です。ここは、△5七歩成▲同銀△5六銀と進めば、まだまだこれからの将棋でした。

 本譜のその後は、チャンスらしいチャンスもなく、負けました。

2.てりな二段戦

 てりな二段は、ここ2~3ヶ月くらい前にFFさんになっていただき、お世話になっている方です。てりな二段は将棋ウォーズを1日100局以上指していた日もあり、実戦重視で切れ味鋭い将棋という印象がありました。棋譜を拝見すると、どうも四間飛車穴熊を得意とされているみたいです。

 さて、今回は将棋ウォーズの10分切れ負けで対局しました。戦型は、先手の私の向かい飛車に後手のてりな二段は、四間飛車で対抗してこられました。
 下の図の局面は、すでに先手が優勢ですが、対局中は全くそんなこと思っていませんでした。

 ここで、▲6四歩と打てば確かに先手が良さそうです。当然、この手は見えていませんでした。▲6四歩△3七桂馬成▲同金で後手の攻めは切れ筋でした。本譜は、▲2八銀としてしまい、形勢は互角に戻りました。

 上の図の局面から数手進んだのが下の局面です。

 ソフト曰く形勢は先手有利ですが、対局中は不利だと思っていました。本譜は、▲7七銀としましたが、良くありませんでした。正着は、▲8二飛でした。対局中もその手は考えていましたが、△7九馬とされ、飛車が取られたら将棋は終わると錯覚してました。この△7九馬に対しては▲5九香がありました。以下、△2八馬▲同馬△6八飛車と進みますが、△4八飛車で受かってました。

 以降は、てりな二段に鋭い寄せに屈っし、投了しました。


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