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三人のFFさんとの対局~振り返り~

 本記事では、TwitterのFFさんと対局した将棋を振り返ります。
9月25日にばたこ六段(81道場の段位)、10月3日にひよよ4級(ウォーズの級位)、6日にからし醤油二段(ウォーズの段位)と対局した。では、早速振り返ります。

① ばたこ六段戦

 ばたこ六段は、私が主催している研究会にも所属していただき、定期的に将棋を教えていただいている。棋風は生粋の三間飛車党で、初手や2手目に三間飛車に振ることが多い印象です。私も三間飛車党ですが、居飛車や相振り向かい飛車も指すことがあるので、私よりも三間飛車への愛情があると言えます(笑)
 冗談はさておき、本局は私の先手となり、初手▲2六歩から居飛車を指すことにしました。対する後手のばたこ六段は、予想通り三間飛車で対抗してこられました。ちなみに、持ち時間は15分秒読み30秒です。

 上の図の局面から、私は▲8六歩△同歩▲5五角と仕掛けましたが、指し過ぎでした。正着は、▲5八金寄△3八角成▲7七歩と玉を安全にしてから、▲3二角打を楽しみに指す手順です。やはり、壁金になっているし、7六の銀が玉頭に利いている状態で仕掛けるのは無謀でした。

 それから数手進み、下の図の局面になりました。


 局面は、後手有利ですがここで、酷い手を指してしましました。それは、▲7三角成です。感想戦で、ばたこ六段にこれは悪手とはっきり教わりました。正解は△5八飛車でした。この手も見えてはいたのですが、△5七歩と打たれると錯覚し、やめました。そうです。△5七歩は2歩なので、打てないです。▲5八飛車△2九馬▲4四桂と進めば、先手不利ではありますが、まだまだ難しい将棋でした。本譜は以下、ばたこ六段の正確な受け&鋭い攻めに屈しました。
 本局を通して、私の将棋は錯覚や読み抜けが本当に多いなと改めて思いました。

② ひよよ4級戦

 ひよよ4級は、四間飛車党で藤井竜王の大ファンという印象です。ひよよ4級と対局するのは今回が2回目です。ひよよ4級は将棋が恐ろしいほど弱いと謙遜されています。しかし、前回私と対局したときは攻守にバランスが取れていて綺麗な将棋を指される方だなと思いました。
 本局は、ひよよ4級から三間飛車で指して欲しいとの要望があったので、三間飛車を指しました。戦型は、先手のひよよ4級の四間飛車の相振り飛車になりました。序盤でひよよ4級に誤算があったようで、私は銀得することができました。

 上の図の局面で、私は△5七歩としましたが、筋が良くなかったです。銀得しているので、この手でも形勢を損ねることはありませんでしたが、反省点です。ここは、銀得していることに満足して、△1二香▲1一角成△1三角成として、手堅く指す方が逆転を許さない指し方でした。
 以降は、なんとか優勢を維持でき、勝つことができました。

③ からし醤油二段戦

 からし醤油二段は、四間飛車が得意な振り飛車党の印象ですが、相手が振り飛車党の時は、居飛車も指している印象です。本局は、将棋ウォーズ10分切れ負けで対局しました。
 からし醤油二段が先手となり、居飛車を採用してこられました。後手の私はいつも通り三間飛車で対抗しました。本局は、自分で言うのも変ですが、序盤中盤終盤とうまく指すことができました。ただし、終盤のある一手を除いては・・・

 その1手は、△5八金上です。時間が少なくなっているとは言え、酷いの一言に尽きます。この局面の正着は△6七飛車でした。この手は、詰めろであり且、自玉を安全にしているので、負けようがありませんでした。例えば、△6七飛車に対し、▲5九馬と金を取るのは、△8七飛車成▲7九玉△6九飛以下、詰みます。


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