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うつ病患者が公共職業訓練校に通ってみた

幸運にもぎりぎり入校できて、通い始めた公共職業訓練も、半分を越えました。
2年前にうつ病を発症し、メンタルクリニックにまだ通院しているので、朝起きられるだろうか、毎日ちゃんと行けるだろうかと心配でしたが、今のところは大丈夫です。
2割を欠席すると除籍になってしまうのですが、無遅刻無欠席をキープできています。
近くて通いやすいところに学校があるのと、開始時間がゆっくりめだったことがとてもラッキーでした。

訓練生はみんな真面目です。癖の強すぎる人はいないと思います。
〇〇科を選ぶような人は癖が強いキャラはいないんじゃないか?と友人に言われました。なるほど。
(note界隈では、職業訓練の記事を上げているかたはWebデザインやWebマーケの科が多いようですが、私は違います)
話をしてもいいし、しなくてもいい雰囲気なので、ずいぶん気楽です。
私は話しかけられればこたえるけれど、自分からはほとんど話さないです。
毎日通い続けることがいちばんの目標なので、何が原因でメンタルを崩すかわからないため用心も兼ねています。
コロナ前には行なっていたグループワークなどは今は中止していると聞いてほっとした程度には、まだ知らない人との会話が億劫なのかもしれません。
人の中に混じって、必要があれば会話して、その程度ですがいいリハビリになっています。
なにしろ、年単位で社会と断絶していたので。
でも、人に話しかけるのが苦痛であるという段階は越えたことを自覚できて嬉しいです。

授業は難しいと感じることもありますが、宿題はないし予習復習は必須ではないし、先生に当てられることもないので、メンタル面で助かっています。
うつがひどかったときは、人の話がまったく入ってこず、ちょっとした記憶も途切れがちでしたが、今勉強に苦戦しているのは病気のためではなく、もともとの性質だと思えます。
ここまで回復できたんだなあ。
50分授業で10分休みなので、長すぎてだれることもなくいい感じです。
先生がたも丁寧で優しいので、そこもよかったです。恵まれた環境ですよね。

再就職をサポートする授業や面談もありますが、今後どうするかはまだぼんやりしています。
進路を固めることもまた強制されることはないので、気分はいささか楽です。
学んだことを活かして資格を取るつもりではいますが、どうなることやらです。


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