初ZOOMナレーションワークショップ 反省点と課題 きっかけは子供の習いごとでした
ナレーターの熊崎友香です。テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」などでナレーションを担当しながら、2歳と5歳の子供を育てています。
先日、初めてオンラインナレーションワークショップをしてみました。特段ネットに詳しいわけでもない。本当に大丈夫なのか。恐る恐るの募集に、ありがたいことに7人の方に参加していただきました。しかも、自分のキャパを考え、早々に締め切るという、ありがたい環境。しかも、21時からが、子供を寝かしつけてからの時間でありがたいと、ママナレーターさんからお褒めの言葉をいただき、同じように産後孤独だった人のつながりの場になればという思いが少し形になって嬉しい限りです。。また来月2回目の開催を控え、改めて反省点を振り返ります。
①zoomの無料会員に登録し、会議スケジュールの計画を立て、リンク、ID、パスワードを参加者に送る。問題なし◎→次回までに有料会員に申し込む。
②事前アンケートを書いていただき、内容を決める。→今回は「瞬時に読み取る読解力」に決定◎原稿も作成し、事前にメール。参加者の印刷環境も事前に確認◎ありがたいことに、二回受講される方もいるが、次回初めての方から、前回と同じ内容にして欲しいというご希望が。内容の構成を思案中。
③パワーポイントをkeynoteで作成→練習では作動したが、本番全く動かず✖️トークのみとなった。後日、内容を参加者の皆様にメールしアフターケア。→思い切ってパソコンを新たに購入。
④10分前にはスタンバイしていたが、諸々作業にもたつき、ワークショップが始まったのは5分遅れ✖️10年使っていたMACが遅すぎたため、急遽、iphoneでログインし結局IPhoneで対応。対応機器を用意しておくと良いのでお金を貯めてipad購入を検討。
⑤一人ずつ事前にお送りした原稿を読んでもらうも、途中電波状態が悪く、読みが聞き取りづらい点があった。→パソコンを新しくし、次回はヘッドホンで聴ける状態にしたい。MACが新しいため、新たな変換ケーブルが必要。
⑥一人15分ずつの計算で、iphoneで対応しようと思っていたが、使ってしまったため、時計がない状態に。結果、参加者の方に時間を計ってもらうことになった。→ストップウォッチを別で用意!
⑦友人に勧められ、格安の女優ライトを購入したが、途中で電源が切れた!→再度購入検討。
⑧参加者の中で、レコーディングをしたかったという声をいただいた。次回はレコーディング許可を出したい。
⑨できれば、参加者の皆様にも、マイクをつなげていただきたいけれど、ハードルが上がってしまうのではないか。画面を共有し、映像を流せたらレベルアップしそうだが、今のところそこまでのスキルは残念ながらないので、今後磨いて行きたい。
⑩ストレート、明るい情報、ドキュメントなど様々なジャンルに取り組みたいが、毎回顔ぶれが違い、求められるのが報道の読み、ストレートが多いので、毎回同じ感じが良いのかどうか。心構えなど、座学的な話しもお伝えしたいが、そうすると実践の時間が削られる。
できればもっと人数を絞り、じっくり向き合う形にして行きたい。
「熊崎は、オンラインから程遠いタイプだと思っていた」とある人に言われました。そうか、自分はそういうタイプに見られていたのか。「ではなぜzoomワークショップを開催できたか」振り返ると、それは、「子供の習い事のおかげ」です。知育教室、リトミック、チアダンスに通っていた二人の子供の習い事は、(同年代としてはこれでも少ない)この度、全てお休みとなりました。日々成長していく大事な時期に、数ヶ月も、もしかしたら年単位で何もしないことに危機を感じ、「ぜひオンラインでやっていただきたい どんな形でも構わない」と勝手なことをお願いしました。
先生たちも、みなさんお子さんを持つママ。ネット環境に詳しくはなく、すべてはコロナ自粛中も成長していく子供達に、何かしてあげたいという思いから、先生方は、試行錯誤し発展し、これまでより充実しているのではと、感動するほどの内容に仕上がりつつあります。
0だった習い事が、今では週5コマに増え、先生たちのパワーを見て「自分もできるかもしれない!」と思ったのが始まりです。
コロナ自粛中の子育ては「産後が再びやってきた」と錯覚する、辛い環境でしたが、その状況でオンラインワークショップを始めてみるという、貴重なきっかけと勇気をもらえたママ先生たちに、心から尊敬と感謝を申し上げます。
そして、思うのです。人はどんな時だって、どんなに歳を重ねたって、進化できると。2回目のワークショップが、参加される方の満足いくものになるよう、内容を練ります。そして自分のしていることを言語化し、人に伝える過程が、自分の成長にもなると信じています。
追加 マネージャーさんに「それ割にあってるかい?」と言われました。はい。買うものもたくさんありますし。どうなることやら。しかし、リポーター、ディレクターとして駆け回っていた時と比べ、フリーランスの今、本来会社に勤めていたら、いるはずの後輩や部下、新人研修、人と関わる経験がかなり少ないのです。本当にこのままで良いのだろうか。そんな気持ちがどこかにありました。
ワークショップを通じて、人様に発展途上の自分の拙い経験をお伝えすることで、ナレーターとしても人間としても成長できるのではないか。私の人生の目標は、母であっても、妻であっても、独身の時と何も変わらず、おばあちゃんになっても、報道の一線にナレーターとして関わっていたい。ただその一心なのです。
ワークショップについて詳細はこちらです
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