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ナレーションを極める11 メンタルやモチベーション向上は音楽の力を借りる 養成所時代に力をもらった曲

ナレーターの熊崎友香です。ナレーターって、メンタル強い方がいいですよね。初見でいきなり読む、ことや、初めて会う方の前でも動じない心。何があっても動じない精神。があればあるに越したことはありません。

おかげさまで俳協という事務所に所属して9年になります。2010年、N H Kでリポーターの仕事をしながら俳協の養成所に通いました。30を過ぎてからの挑戦。仕事と、養成所の通学、課題で手一杯の日々。楽しみだった同僚と飲みに行く時間を削るしかなく、一気に孤独な生活になりました。養成所の同級生は、年齢的にひとまわり以上離れており、かなり仲良くさせてもらっていましたが、やはり最後は自分との戦い。どれだけ自分が自分の暮らしの中で努力できるか、でした。

もともと性格も、気が強い方ではありません。前に出るタイプでもなく、平和主義。しかし、ナレーターとして生きていきたい。なんとか養成所審査に合格したい。

そんな自分を助けてくれた、力をくれた一つが、音楽です。仕事からの帰り道、養成所までの行き帰り、とにかく移動中は、いつも同じ曲を聴いて自分を鼓舞していました。発声練習のために通っていた一人カラオケでも、この曲を歌って、気持ちを強く持つようにしていました。よく、スポーツ選手が試合前に音楽を聴いて気持ちを上げることがありますよね。そのイメージです!

10年前に聴いていた曲ですが、今聞いてもパワーをもらえます、何度励まされ、力をもらったことか。ご紹介します。

1、ナオトインティライミさん 「brave」

元女子サッカー選手 澤穂希選手も、試合前に聞いていたそうですが、歌詞が沁みます。「誰かと比べる必要なんてない。君は君のままでいいんだよ」など、いい言葉がたくさん!そうだ、そうだ、と自分に言い聞かせていました。

ちなみに、昔ナオトインティライミさんにインタビューしたことがありますが、素敵な方でした。感謝!

2、サンボマスター「できっこないをやらなくちゃ」

大好きだし、尊敬もしているサンボマスター。特にこの動画が好きで、何度も何度も力をもらいました。

3、JAMOSA feat.JAY'ED 「何かひとつ」

この曲は、当時養成所の先生が教えてくれました。同僚が結婚や出産というおめでたい節目を迎える中で、独身で、結婚の予定もなく、しかも学校に通うという、周りとは違う道に進む自分を、この歌詞が励ましてくれました。

音楽の力ってすごい。アーティストさんてすごい。私もナレーションで、皆さんに元気や癒しや、何か前向きな気持ちになってもらえるよう、精進します。

もし何かこれから勝負時!という方はよければ聴いてみてくださいね。


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